宇宙人の到来。
それは人類が生物が存在する以上、他の星に生物が存在するという証明で0%にはならない。
いつ脅威にさらされるか、いつ地球人が他の星の生物の脅威となるのか。
すでに地球には古来より様々な宇宙人が到来しており、国がその事実を隠蔽しているのではという陰謀論もあるくらいです。
そんなミステリーや超常現象が大好物な私の今回紹介するレトロゲームはSFお得意地球侵略から地球を守るシューティングゲームです。
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・インカミング 人類最終決戦(incoming humanity last battle)
ジャンルミッション達成型シューティングゲーム プレイ人数1~2人・イマジニア
・レイジゲームス
・1998年12月17日
・Dreamcast(ドリームキャスト)
・無
・20種類以上の個性的な兵器を使用して戦うことができる。
・撃破、回収、防衛など様々なミッションが用意されている。
・空中、地上と容赦ないエイリアンの進行をくい止める爽快感。
ストーリー
21世紀初頭、世界各地で未確認飛行物体の目撃報告が相次いだが、各国の政府はほとんど関心を示さなかった。
だが、月面にある国際基地が2008年5月にエイリアンの攻撃を受けるに至り、エイリアンの意図が地球の観察などではないことが明白になった。
このエイリアンによる最初の襲撃の後、月面基地にいた600名以上の職員を避難させるべく、地球は使用可能な宇宙船を全て動員して、必死の撤収作業を行った。
応急で改造されたスペースシャトルや軌道ロケットの大群は、かろうじてエイリアンの防衛線を突破し、数百人の職員を救出した。
しかし、エイリアンの恐るべき地球侵略計画は始まったばかりであった。
宇宙関連施設をしらみ潰しにされた人類ではあったが、エイリアンが北極に基地を築いていることを突き止めたことにより、ついに行動を開始する決意を固めた。
その手始めとして、アフリカのキリマンジェロ近くの人里離れた山頂で、巨大な特殊探知追跡施設(ADATA)の建設が極秘で開始された。
8カ月が過ぎ、施設はあとわずかで完成しようとしている。
しかし、エイリアンも施設の試験稼働を察知しており、これを破壊するために行動を開始していた…
「インカミング 人類最終決戦」説明書より
地球の総力を結集した力は宇宙人に通用するのか!いざ最終決戦!
タイトルに最終決戦とあります。
本作はストーリーでも語られている通り散々侵略された挙句、人類の最後の希望である特殊探知追跡施設の建設をエイリアンにかぎつけられた破壊されようとしています。
そのぐらい人類が境地に立たされている中プレイヤーであるあなたは送り込まれます。
時代背景は2008年のアフリカ。
ゲームソフトの発売日から考えるとその10年後に宇宙人に侵略されそうになるということです。
2008年といえば未来的のニュースはiPhoneの発売。
地球外ではないがリーマンショックという不景気の波が到来してしまったわけですが…
宇宙人到来がなくて良かった良かった…良かったのか…
本作は基地周辺での戦いという事もあり、20種類以上の兵器を用いて戦えるのが最大の魅力となります。
武器が豊富に存在するゲームは多いですが普段イベントシーンや特殊シーンでの使用のみなことが多い大型兵器をガンガン使用できるのは爽快感がありなかなか面白いです。
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「砲塔」で事情から確実に空中の敵を狙い撃ったり、「車両」、「戦車」などを移動式の兵器で正面突破。
「ヘリコプター」や「飛行機」で空中から地上のエイリアンを爆撃!
そしてストーリーを進めると様々な兵器が開発され「宇宙船」なども登場しエイリアンの乗り物を打ち落とすことができます。
本作は武器として弾数制限がない「主力兵器」と弾数制限はあるものの強力な「補助兵器」があります。
「主力兵器」は「レーザー」、「ターボレーザー」、「プラズマガン」。
「補助兵器」は「ミサイル」、「ロケット弾」、対エイリアン兵器「エイリアン兵器」、「デジグネーター」があります。
一見使いやすい武器、威力の高い武器をユーザーユーザースキルでぶっ放せば良いかと思いきやそれぞれの武器は地上、空中、乗り物のタイプによって有効な武器が違います。
このように本作は「多種多様な乗り物」、「武器の有効性の変化」そして「地上、空中戦の様々なミッション」が攻略のポイントであり、醍醐味でもあります。
背景はストーリー上、キリマンジェロ近くの人里離れた場所という設定なので非常に殺風景
雪山などもありますがテクスチャを張り替えただけで背景的に驚くほどのものはないと思います。
しかし、山の凹凸の影から次々と現れる宇宙人の軍勢はいつもの風景から当然現れる未知の脅威感が出ています。
こういった演出は宇宙圏など地球外で演出するゲームが多いですが本作はすでに侵略計画が進んでいて既に地球に潜入をゆるしている状況なためこのような特殊な状況、演出になっているのだと思います。
このPS1とPS2の中間のような丁度良い丸みを帯びたグラフィック意外と好きなんですよね。
宇宙船とかもPS1だとギャザギャザすぎるし、PS2だとリアル過ぎる。
このノペ~っとしたデザインがドリームキャスのコントローラのような未来感があって可愛らしいデザインですよね。
本作はストーリーモードである「キャンペーンモード」、純粋にシューティングゲーム要素だけ楽しめる「アーケードモード」。
そして2人で協力してエイリアンを倒す「2Pモード」があります。
「キャンペーンモード」は撃破、回収、防衛などエイリアンを倒すだけではなく対抗しうる準備を進めていくミッションをこなすことで様々な兵器を手に入れ対抗していきます。
「アーケードモード」は自由に兵器を選択して戦えるモードです。
「2Pモード」は画面を2分割して協力プレイを行います。
プレイスタイルは「ステージ選択」、「時間制限」、そしてゲームモードとして「総力戦」と「防衛戦」のどちらかを選択します。
「総力戦」は制限時間内に多くの敵を撃破することを競うモードです。
撃破数に対して使用した弾の数、死亡回数が少ないほど好成績として判定されます。
「防衛戦」は制限時間内でエイリアンからの攻撃から防衛施設を守ることが目的のモードです。
こちらも防衛に対して使用した弾の回数や死亡回数によって戦績に反映されます。
まとめ
本作は海外発のゲームでPC版も存在しますが、日本国内で移植されたのはDC版のみとなります。
続編として「Incoming Forces」が2002年に発売されましたが日本国内での発売はしていません。
人や武器、自機などに個人の主観ではなく、どこか誰かが動かしているだろう「兵器」に着目して製作されている点が兵器の種類とともに本作の魅力です。
それだけに自分の投影としてキャラクター性を重視する日本人向きではなかったのかあまり注目されなかった作品です。
ゲームは過去に振り返ると様々な面白い作品があります。
しかし、国民性なのか日本人は新しもの好きで過去は栄光としてまた嫉妬としてしか存在しません。
かく言う私もレトロに憧れてその時代の空気を味わってみたかったと嫉妬しています。
そんな時代の考えや体験、想像を形にしたものがテレビゲーム。
その一端を垣間見える日々こそ私の楽しみです。
それでは次もね~