【ファンタジーゾーンGear オパオパJr.の冒険】前英雄は囚われのお姫様となりジュニアが新たな英雄となる

子は親を越え、その子はやがて親となりその子もまた親を越え。

しかし親があまりに偉大だと小さいころから子がコンプレックスで潰れてしまう場合もあります。

それとは別に親と子、世代を重ね背負い込む呪いのような運命を抱えた親子もいます。

避けられない戦いの運命。

何世代にわたっても戦いの日々。

いつになったら平和が訪れるのであろうか。

そんなお話しがたくさんあります。

今回紹介するレトロゲームはそんな戦いの運命を背負ったジュニア世代の物語です。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・ファンタジーゾーンGear オパオパJr.の冒険

ジャンル横スクロールシューティングゲーム

プレイ人数1人

・サンリツ電気

・セガ

・セガ

・エムツー

・1991年7月19日(GG版)

・2008年9月11日(PS2版:【セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクション】に収録)

・2014年4月16日(PS3版:【セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクション】に収録して配信)

・GAME GEAR(ゲームギア)

・PlayStation2(プレイステーション2)

・PlayStation3(プレイステーション3)

・有

・PS3版:【セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクション】に収録して配信

本作のセールスポイント

・携帯ゲーム機ながらもファンタジーゾーンの楽しさを詰め込んだ作品。

・発色が良く携帯ゲーム機ながらもポップな世界観を上手く表現している。

・ハードによる容量制限はあるものの限界まで良さがまとめられている。

ストーリー

宇宙歴6344年。

ファンタジーゾーンはまたも正体不明の敵によって支配されようとしていた。

通貨が乱れ、多くの人々が消えていく……そんな中、一通の手紙がオパオパの息子「オパオパJr.」の元に届いた。

ーファンタジーゾーンは、我々の手によって”ファンタジーゾーンGear”として生まれ変わる。

英雄オパオパは我々の手中にある。

手も足も出まい。

素直に降参することだ……。

「父さんが……!」オパオパJr.はわずかな武器を手に、単身ファンタジーゾーンGearへと乗り込んだ。

「セガエイジス2500シリーズ Vol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクション」説明書より

ピーチ姫なみにさらわれる父を助ける物語になりつつあるファンタジーゾーン

本作はファンタジーゾーンでお馴染み「オパオパの息子」が戦う物語。

オパオパ(父)が捕まってしまう設定はシリーズを通して健在でオパオパの父、そしてオパオパ自身も父親になり捕まるという。

父親になると何故か捕らわれの身になる不思議な設定。

主人公は「オパオパJr」ということで発売機種もジュニア級の携帯ゲーム機での発売。

当時としてはカラーの発色が良いが欠点としては携帯ゲームとして致命的に重い(物理的に)ということがあった「ゲームギア」で発売された。

しかし売り上げ度外視にしたらゲームファンにとっては最適の選択だったように思います。

ファンタジーゾーンのカラフルな世界観を見事に表現しておりポップな世界観が伝わってきます。

どうしてもファミコン移植などだと色が少なく物足りなさがありました。

画面はやはりアーケードやテレビに比べて狭いため世界観の広がりは感じられませんが携帯ゲーム機としては及第点といったところでしょう。

本作は世界観の表現に特化しているため、それほど新しいシステムはありません。

左右に移動できて、敵を倒すことで手に入るお金を使ってショップで武装を整える。

ファンタジーゾーン2であったワープゾーンシステムは廃止され初代を復唱しつつ携帯ゲーム機でファンタジーゾーンができるというところが売りとなっています。

ステージ攻略はシリーズ同様、前線基地を全て破壊するとボス戦に移行します。

ボス戦はやはり携帯ゲーム機なので派手な動きは難しくギミック的には物足りなく感じるかもしれません。

本作は携帯ゲーム機の容量問題か、シリーズとしては最短の7ステージで構成されています。

ステージ1

ステージボス

 

ステージ2

ステージボス

 

ステージ3

ステージボス

 

ステージ4

ステージボス

 

ステージ5

ステージボス

 

ステージ6

ステージボス

 

ステージ7

ステージ:ボスラッシュボス

携帯ゲーム機のため画面は狭くファンタジーゾーンの世界観を100%表現できてはいませんが、それでもファミコンやセガマークⅢのころより圧倒的に発色が良く、ファンタジーゾーンの特徴とも言えるポップな世界観は十分に伝わる面白さ。

敵の表情もはっきりと表現されているため発色ともにデザインの面でも抜かりはありません。

ギミック表現に凝った演出ができないのは残念ですが左右に動け、ショップを使用する異色のシューティングゲームとして携帯ゲーム機でも光る存在です。

まとめ

携帯ゲーム機としては色もきれいでファンタジーゾーンの良さを携帯ゲーム機という制約の中見事に表現しています。

携帯ゲーム機のコンパクト性に合わせてオパオパジュニア(小さい)という設定もなかなか凝っています。

シリーズファンであればプレイを推奨したいところですが、「ファンタジーゾーンシリーズ」に触れたい方はまずは1か2から遊ぶことをオススメします。

セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクション」であれば全てのシリーズを遊ぶことができるので本作も合わせて遊び比べてみるのも楽しいですよ。

サンリツ電気 1991年7月19日

それでは次もね~

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