【ティンクルスタースプライツ】絶対王者の風格はいまだ健在!愛され続ける対戦型シューティングゲーム

ゲームジャンルを新しく開拓する際。

例えばRPGという誰も見たことの無い全ての基礎となる大きなジャンルを確立するか。

もしくはRPG+アクションのように既存のジャンル、もしくは基礎とはなりえないものの組み合わせ次第では新たなジャンルへと確立されるもの。

確立されたジャンルないでさらに派生させたジャンル。

ゲームの歴史上様々なジャンルが開拓されその中には開拓を失敗したもの、活かしきれなかったゲームも数多存在します。

今回紹介するレトロゲームは第一作から続編までの空白期間、その絶対的ジャンルの地位で移植、アーカイブス配信を繰り返し、今なお愛される対戦型シューティングゲームです。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・ティンクルスタースプライツ

ジャンル対戦型シューティングゲーム

プレイ人数1~2人

・SNK(AC版)

・ADK(NG版、NGCD版)

・SNKプレイモア(PS2版:「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」、「ADK魂」に収録)

・D4エンタープライズ(VC版)

・SNKプレイモア(Steam版)

・ハムスター(PS4版、XboxOne版、NSW版(アケアカNEOGEO))

・SNKプレイモア(NEOGEO mini本体に収録(通常版/クリスマス限定版))

・ADK(AC版、NG版、NGCD版)

・DotEmu(Steam版)

・SNKプレイモア(PS2版、VC版、PS4版、XboxOne版、NSW版)

・SNKプレイモア(NEOGEO mini本体に収録(通常版/クリスマス限定版))

・1996年(AC版)

・1997年1月31日(NG版)

・1997年2月21日(NGCD版)

・1997年12月18日(SS版)

・2000年3月23日(DC版)

・2005年7月28日(PS2版:「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」に収録)

・2006年11月22日(PS2版ベスト版:「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」に収録)

・2008年12月18日(PS2版:「ADK魂」に収録)

・2011年8月9日(Wii版(Wiiバーチャルコンソール))

・2015年2月18日(PS3版(プレイステーションアーカイブス:「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」に収録))

・2015年3月18日(PS3版(プレイステーションアーカイブス:「ADK魂」に収録))

・2016年5月26日(Steam版(PC版))

・2018年12月6日(XboxOne版、NSW版(アケアカNEOGEO))

・2018年12月11日(PS4版(アケアカNEOGEO))

・2018年7月24日(NG mini版(本体に収録(通常版/クリスマス限定版))

・AC(アーケード)

・NEOGEO(ネオジオ)

・NEOGEOCD(ネオジオCD)

・SEGA SATURN(セガサターン)

・Dreamcast(ドリームキャスト)

・PlayStation2(プレイステーション2:(「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」、「ADK魂」に収録))

・Wii(ウィー:Wiiバーチャルコンソール)

・PlayStation3(プレイステーション3:(プレイステーションアーカイブス「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」、「ADK魂」に収録))

・Steam(スチーム)

・XboxOne(エックスボックスワン:(アケアカNEOGEO))

・Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ:(アケアカNEOGEO))

・PlayStation4(プレイステーション4:(アケアカNEOGEO))

・NEOGEO mini本(ネオジオミニ:(通常版/クリスマス限定版))

・有

・Wiiバーチャルコンソール

・プレイステーションアーカイブス(「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」、「ADK魂」に収録)

・アケアカNEOGEO

・NEOGEO mini本体に収録(通常版/クリスマス限定版)

本作のセールスポイント

・対戦型シューティングゲームという新ジャンルの先駆者にして王様、今なお移植、アーカイブス配信されるほど愛される作品。

・様々なフォーマットでプレイ可能なためレトロゲームとはいえ、どんな世代のゲーム機でも気軽に遊べる。

・シューティングゲームの爽快感と従来の縦スクロールシューティングとは違いパターンがなく、CPUやプレイヤー同士の対戦など明確な対戦相手が存在する。

ストーリー

魔法世界プレアミューズに伝わる伝説の星「ティンクルスター」。

この聖なる星を手に入れた者は、どんな願いでも叶うといわれています。

しかしある日、悪の帝王メヴィウスに「ティンクルスター」が奪われてしまいました。

このままでは大変です。

プレアミューズの王女、ロードランはお供のラビキャットを連れ、「ティンクルスター」を取り戻すために旅立ちました。

行く手には「ティンクルスター」を狙う者や邪魔する者が、たくさん待ち受けています。

さあ、冒険の始まりです…!!

「ADK魂」説明書より

対戦型シューティングゲームって?

対戦型シューティングゲーム?といえば最初にどんなものを想像するでしょう。

普通であれば従来のように縦・横のシューティングゲームでお互いが向かい合い対戦する。

でもそれではシューティングゲームのボスラッシュやホッケーやテニスゲームと大差ありません。

それにホッケーやテニスのように打ち返すのではなく相手の弾を避けるもしくは当てることで勝敗が決まらないとシューティングゲームな感じがしません。

FPS?バトルロワイアル?

3D技術はネオジオリリースではまだ確立されていないため実現は困難。

FPSもネット対戦がない頃だと画面の手前と奥にプレイヤーが配置されるため対戦ゲームとしてもフェアじゃなく、対戦も難しい。

じゃあどうしたら対戦シューティングゲームとして新しいのか。

それが本作で実現した「間接的に相手を攻撃する」という手法です。

この手法が本作のシステムを構成する上で基礎となっています。

プレイ画面を見て何か気づく方、違和感を覚える方も多くいると思います。

ぷよぷよ!?

そうです。本作はぷよぷよのパズルコンボや落ちもの要素を取り入れて相手を間接的に邪魔(攻撃)することで対戦ゲームへと昇華しているのです。

これによるメリットが大変多く対戦ゲームとして確立するだけではなく、プレイヤー同士は縦画面2分割で対戦することができ、CPUやプレイヤー同士対戦での画面の見易さ、演出のメリハリが生まれました。

それとキャラクターの雰囲気もどことなくぷよぷよキャラクターに寄せています。

続編である「ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-」もぷよぷよフィーバーに寄せていて、いかにぷよぷよをリスペクトして制作されているかがうかがえます。

しかし、それだけではぷよぷよのパクリと言われて、終わりですし、現在でも精力的にアーカイブス活動は行われません。

本作「ティンクルスタースプライツ」ならではの良さがあるはず!

リスペクトした先に開かれる新たな境地

対戦型シューティングゲーム、新しいジャンルだけに難しいじゃないの?

そこはシューティングゲームの基本を残したまま上手にバランス調整されているため、シューティングゲームの撃つ・避けるができたら遊び方はOK!

他の要素は遊びながら覚えられるから簡単。

ルールはシンプル。

左右2画面の自陣と敵陣を分けた画面で対戦します。

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プレイヤー自身は漂っているザコ敵を「ショット」、「溜め撃ち」、ザコ敵を全滅させて無敵状態となる「ボム」を使用して倒していくのですが、この倒し方と倒した後がこのゲームを攻略するキーとなります。

ザコ敵を倒すと爆発し他のザコ敵を巻き込み連鎖的に爆発していきます。

これを本作では「連爆」と呼び、ぷよぷよの「連鎖」と同じコンボの類です。

連爆が起こると相手の陣地にザコ敵や特殊な攻撃「エキストラアタック」を送り込むことができます。

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さらに一気に多くの連爆を決めると強力な「ボスキャラクター」を送り込むことができます。

フィーバー攻撃」なども屈指してたくさん敵に敵を送りつけよう!

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これらを屈指して敵に攻撃を当ててライフをゼロにしたら勝利!

本作では「ストーリーモード」では「ロードラン」が主人公で物語は進み、「キャラクターモード」や「対戦モード」では各ステージのキャラクターたちも使用可能!

ストーリーモードではキャラクターが多いだけにいろんなからみも見れるのが魅力。

遊びながらどんどんその魅力を体験しよう!

ストーリーモードは全7ステージで構成されています。

ステージ1:フォーレット

ステージボス:「リアリー・ティル」or「ヤン・ヤンヤン」

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ステージ2:アクエリス

ステージボス:「なんじゃもんじゃ」or「ド・ケスベイ」

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ステージ3:クラウディア

ステージボス:「アーサー・シュミット」or「ティンカー&リンカー」

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ステージ4:フリージア

ステージボス:「マッキー&ペンテル」or「グリフォン&エヴィン&バーン」

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ステージ5:メヴィウス神殿

ステージボス:「ダークラン」

ステージ6:メヴィウス神殿

ステージボス:「メヴィウス」

ステージ6から「ロードラン」は「スプライツ」に変身。

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ステージ7:ワンダーワールド

ステージボス:「メモリー女王」

これらボスで登場するキャラクターも本作では使用キャラクターは全9+4の隠しキャラクター(セガサターン版のみさらに1キャラクター追加)として使用可能です。

それに加え性能良し悪しに差はあるものの個々特有の演出、プレイ感を楽しむことができます。

これは演出こそ違えど、豊富なキャラクター数でキャラクターごとに効果が異なることはあまりなかったため「ストーリーモード」のステージ数は従来のシューティングと同数ぐらいしかないが、とにかく格闘ゲームのようにプレイヤー自身に特色を出せるようなボリュームに仕上がっています。

移植により進化し続ける可能性のある作品

特にセガサターン版は追加要素と演出が盛り込まれたお得版です。

セガサターン版のみの追加要素

・サターン版オリジナルキャラ「美鈴キサラギ&校長先生」が登場する。
・溜め撃ち用のゲージが一段階上がるアイテムの追加。
・公式イラスト、設定資料、投稿イラストを閲覧できる「おまけディスク」が付属。

・OPアニメーション追加。

さらにSteam版ではオンライン対戦まで対応!

時代は進歩しましたね~

レトロゲームがその時代にはなかった、もしくは実現できなかった技術でリメイクされるのは嬉しいですね。

本当はネットを使った対戦を充分に楽しみたかった作品もいっぱいあるんですよね…

ドリームキャストとかドリームキャストとかドリームキャストとか…

ですが、セガサターン版と移植度の高いと言われるドリームキャスト版などはプレミアで価格が高騰しています。

最近はアーカイブスで遊べる機種も増えてきたので遊ぶ機会が増えてきており再度注目が集まっています。

まとめ

本作はシューティングゲームに対戦要素を加えたことでパズルゲームのように瞬発的なプレイ感覚はなく、回避行動があることでラウンドが長引いてしまうことが懸念されています。

ですが裏を返せば瞬発的な反射神経ではなく粘り強い持久力のあるゲームプレイが得意な人には向いていると思います。

ゲームの中にも向き不向きがあり、人によってはクソゲーなものも別の人にしてみれば丁度良いプレイ感覚だったり得意だったりします。

ゲーム一つとってもいろんな角度から楽しめるのです。

本作は演出、キャラクター、プレイ感覚、爽快感ととても上手くまとめられて丁寧に作られています。

こういったら失礼ですが「ADK」はPS2の「ADK魂」を見ると本作以外は熱血硬派ものなので、こんなに丁寧に可愛らしいゲームが創れるんだと意外でした。

PS2版「ADK魂」は本作以外にも「痛快GANGAN行進曲」、「ニンジャマスターズ」、「ニンジャコンバット」、「ニンジャコマンドー」が収録されています。

現在「ADK魂」はプレミア化してしまっていますが、プレイステーションストアでは安価で購入することができますのでオススメですよ!

【ADK魂】と本作続編【ティンクルスタースプライツ -La Petite Princesse-】はアーカイブスで遊べます!
PS2アーカイブスアイキャッチ画像

PS2アーカイブスでプレミアソフトが安く遊べる!おすすめ作品13選

2018年7月24日
【ティンクルスタースプライツ】は通常版、クリスマス版に収録されています。
SNK 2008年12月18日

それでは次もね~

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