【競艇WARS マクル6】インコースを攻略してマクリまくる水上の格闘技、競艇ゲームの名作ソフト

モーターボードがターンする時の水を切り裂くような躍動感と直線に入った時、水切りのように水面を跳ね飛んでいるような姿はまるで弾丸のよう。

今回のレトロゲームは水上格闘技といわれるモーターボートレース「競艇」ゲームを紹介します。

水上のレースましてや「競艇ジャンル」のゲームは少なく、その中でもマクル6がおすすめなのは競艇ゲームとしての作り込みが素晴らしい最高のゲームだからです。

競艇ゲーム唯一無二の輝きを放っています。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

・競艇WARS マクル6

ジャンルシミュレーション・アクション

プレイ人数1人

・(株)エンターブレイン

・(株)エンターブレイン

・2002年7月25日

PlayStation(プレイステーション)

・無

本作のセールスポイント

・このゲームは「ダービースタリオン」の「薗部博之」が監修した作品だけあって環境や乗り物、走り方など一つではなく様々な要因がレースの順位に影響してくるマニアックなつくりとなっています。

・モーターボードの操縦、昇給やモーター整備やペラ制作といった競艇システムの面白さを存分に詰め込んだゲームです。

競艇とは

私自身競艇の知識がないので一緒に見ていきましょう。

競艇は6艇のモーターボードが1週600mのコースを左回りに3週して順位を競います

ターンは水面にターンマークと呼ばれるものが浮いており、そのマークの右側を折り返して周回します。

競艇(きょうてい)は、公営競技の1つで、 モーターボート競技かつギャンブルです。

このゲームではオッズなどもちゃんと表示されます。

競馬のようにギャンブルなのです。舟券という競馬でいうところの馬券を購入し順位を予想します。

賞金王に俺はなる!

プレイヤーは競艇選手となり全てのレースの頂点である「SG(スペシャルグレードレース)」を勝ち上がります。その中で「賞金王」を目指します。

レースは前後期40日ずつ分かれており、SGに出場するために一般戦で実績を積み、ランクをどんどん上げていきます。

レースのルールは水上スポーツならではのユニークなルール。競艇ではポートが水面に停止できないため、通常のレースと異なる「待機行動」、「スタート方法」があります。

待機行動

競馬などビットアウトで一斉に馬がスタートしますが競艇はピットアウト後に待機行動と言われるスタートコースの位置を競う前準備が行われます。これでより自分に有利なコースを確保できれば有利にレースを進めることが可能となります。

スタート

競艇のスタートは「フライングスタート」という特殊なスタート形式で、待機行動後大時計の針が0を指してから1秒以内にスタートラインを駆け抜けなければいけません。また大時計0前のスタートと1秒過ぎてからのスタートライン到達は違反であり、8日間の出場辞退となります

なかなかシビアですね。ゲームだと1期40日の5分の1をふいにしてしまいます。

慣れるまでは待機行動、スタートともに操作が非常に難しいです。ここで挫折してしまう人が多いともいます。ですが、慣れてくるとそのシビアさがレースの勝敗に大きく関わってくることがわかり、より一層の戦略性を楽しむことができます。

このようなスタート手段をとるのはボートが水面で停止することができないためです。

波でゆらゆら摩擦がないですからね。しかしこの水面の波を操ることでレースを有利に進めたり、相手を妨害することもできます。

もちろんリアル競艇同様にそういった環境での要因をこのゲームはしっかりと取り込んで制作されています。

ゴール条件

コースを3周するスタート失敗や転覆、エンストは失格となる

表彰・昇級

大会で優勝し優勝賞金を積み重ね、その成績に応じて級が変動し新たなレースへと参加する資格を得ます。

昇級は勝率だけではなく、最低出走数をクリアする必要があるためフライングや転覆などのアクシデントで出走時期・試合を逃すのはなるべく避けてプレイする計画性も重要となってきます。

マクル6の特徴

ゲームモード

ゲームのモードは「艇王への道」、「シングルレース」、「レース入門」の3種類。

・「艇王への道」はゲーム本編である賞金王を目指しランク戦に挑むモード

・「シングルモード」はフリー対戦式で「艇王への道」の進み具合でライバルキャラやプロペラを自由に選択し対戦が行えるモード

・「レース入門」はレースでの操作方法のチュートリアル、マクル6はその再現度ゆえに非常に操作が難しいのでまずはこのモードで練習するのがいいでしょう

競艇ルール・醍醐味の高い再現度

ボートの走りや曲がりによって発生する波の影響、競艇選手の個性を出すためにボートのプロペラ作成を再現。

プロペラは寿命となる使用回数や性能がそれぞれ異なるためマシンごとの個性を出すことが可能。

個人的に面白いなと思ったルールはボートのモータを抽選で決めるというルールです。良いものを引けばより加速の効いたボートとして出走できますし、悪いモータを引いても試合前に整備が行えます。その整備でモータ性能を向上させることも可能です。往年の名選手達は悪いモータを引いてもこういうのでしょう。「モータの違いが戦力の圧倒的差でないことを教えてやる」と。なんと競艇はメカニックの達人でもなければいけないのだ。奥が深い。

勝利の鍵はボート操縦とエンジニア能力

プレイヤーはボートの操縦がうまくても足りない。良いプロペラ制作だけでも足りない。両方の条件を満たして初めてライバルとの差をつけレースに勝つことができます。

競艇の見どころはやはりターン時の攻防です。戦法は様々ありインを狙う戦法、外から波を立てて他のボートの操縦を乱れさせる戦法、競合のボートに体当たりをしてコースを外す方法などターン時6ボートがそれぞれ違う動きをするので現段階での位置によって柔軟に作戦を変える必要がある。作戦も操縦技術があってこそだがボートの扱いは非常に難しい。

競艇の戦法

・イン逃げ

一番内のコースを取り、1マークをトップで旋回して逃げる戦法

どんなスポーツ競技でもセオリーとしても通じる内を取る基本戦術。

 

・差し

内側の艇を先にターンさせて、外に膨らんだ先行艇の内側に切り込んでいくターン

内側は転覆やコースアウトを避けるためどうしてもギリギリにターンする必要があるのでターンした先の膨らみがどうしても大きくなってしまう。

それを利用してあえて外側の位置につけ早めにターンを決める。外側からのターンは内側よりもコースアウトしづらいため思い切ってターンを決められるので膨らみが最小限に抑えられます。

 

・マクリ

外側から勢いをつけて、内側に艇を抑え込んでターンする戦法

直線で思いっきりリードを付け、そのままの勢いでターンし後続艇の進路を塞ぐ。

ゲームのタイトルの通りマクルという戦法はターン時の攻防の中でも特に見どころで競艇の醍醐味です。

 

・マクリ差し

外側からマクリを決め、素早く内側の空いたスペースに切り込み差しを決める高等テクニックです。

差しはターン時の攻防のライバルが少ない場合の決め技ですが、あえて密集地帯で差しを決めることでさらにライバルとの差をつけレースを有利に進められます。

ただし、すごく難しい技なので失敗すれば逆にライバルと差を付けられてしまうので最後の1週あたりでの一発逆転技の賭けとして使用するのが良いでしょう。

 

・ツケマイ

内側の選手にピッタリとボートを合わせてターンし、外側から全速力でかわす戦法

ライバルの艇を壁にすることでターン時のコースアウトや膨らみを最小限に抑えることができます。

上手くいけばライバルをそのまま転覆させたりコースアウトさせることも可能です。

 

・切り返し

ターン直前のライバルの内側を取り抜く戦法

 

・突進

内側から外側のライバルに艇をぶつけながらターンする戦法

上手く決まればライバルを弾き飛ばすことができますがツケマイを狙われると逆に弾き飛ばされる可能性があるので見極めは慎重に。

 

・先マイ

他の艇より先にターンする戦法。他の艇より先に行動することで妨害やライバルへの牽制となる。

 

・小回り

減速して小さく旋回するテクニック。内側を狙った戦法を取りたい場合は必須のテクニック。

 

また操縦技術を習得してもレースランクが上がるごとに相手も操縦技術が当然上がって強くなる。そこでプレイヤーが差をつけるにはペラ制作といわれるボートのプロペラ制作でボート自体の性能を上げます。

またモーター抽選で引いたモーターの整備でも悪いモータを引いてしまうとそれだけ整備の技術でカバーしないといけない。モータの精度不出来でコーナーでインを取れるか、直線で追いついたり、差をつけたりできるかの大きなポイントとなります。

モーター整備率に応じて選手寿命が変動するため全ての要素がフルシーズン戦うための要素となっている。マクル6は前期・後期合わせて80日が一年間のシーズンです。開始時は選手寿命は35日で、1日進むごとに選手寿命が1消費されます。そのため選手寿命を維持するためのにレースで好成績を残したり、モーターを上手く整備し整備率を良くすることは必須となります。

操縦がリアルがゆえに慣れるまで難しい

まず、スタートから難しい!!むしろスタートが難しい!!

スタートで何度も出走遅れやフライングを繰り返しようやくコツを見つけたのですが、慣れないとスタート位置がピットアウトの

結果で変わってくるのでスタートラインの位置も変わりどのタイミングで出走すれば良いのか最初は本当につかみにくいです。

スタートのコツとしては隣の艇を確認してその艇とタイミングを合わせて出走する方法が私の中ではマスト!!

感覚ではなかなかスタートしにくい…

スタートOKの表示が出ると一安心と思いきや…

コーナーで油断して転覆…

ただターンが決まると凄く気持ちいい!!ライバルを出し抜いてやった感が半端ない。

スタートさえ決めれば後はコーナーが勝負どころ。

このゲームは全てタイミングが命です。

ピットアウトの体重移動、スタート、ターンの曲がる開始位置。

モーター、ペラ性能うんぬんはまともに走れないと関係ない要素です。

むしろタイミングが合えばモーター性能だけのマシンにはまず負けるなんてことはありません。

なので攻略の前に必ずピットアウト、スタート、ターンは「レース入門」で必ず練習することを強くおすすめします!!

いきなり艇王への道に挑戦するとまず間違いなく惨敗します。操作方法を身に着けてトライしましょう!

艇王への道をプレイしてみたらその奥深さに歓喜しました。

ペラ制作を行う上での運要素、中凶ってなんやねん…

自作のペラを持って出走しモーター整備を行い整備率を上げ、レースで勝利し選手寿命を増やし賞金稼ぎ、稼いだお金は訓練に使用してゲージを獲得。

獲得したゲージを使用してペラ制作を行いまた出走。レースではフライングと出走遅れ、エンスト、転覆を起こすと即退場。

レース出場権を一瞬で失う。競艇の世界のなんと厳しいことか…

最強を目指すのであればこのいばらの道をコツコツと進んでいくしかない。

まさに競艇一色の生活でなければ頂点は取れず、順調だと思えた日々が一瞬で崩れていくシビアさ。

ハマる人はハマるんだろうなぁ~

レースに勝つことすらままならない私はどうすれば…積み重ねが大事だと思い知らされるゲームです。

唯一このゲームの難点を上げるとすればリアルに再現されたレースなのでスタートまでピットアウト→待機→スタートと

段階があり、時間がかかるためお手軽にレースが楽しめないところです。

まとめ

競艇ゲームとしての完成度が高く、それゆえに難易度が高くやりごたえ十分!!

トライアンドエラーでだんだんレースシーズンの過ごし方と操縦が身に付きランクが上がっていくやりこみ要素が病みつきになります。

人によって楽しさという意味では賛否両論があるが、完成度で言えばこれほどの競艇ゲームはないだろう。

そういう意味ではゲームとしての価値は非常に高い

近年、競艇ゲームの新作が発売されないことと本作の完成度の高さ、アーカイブス化がされていないこともあり市場価値として中古でプレミア価格がついてしまうほどだ。

本作は単なるマシン操作によるレースではなく選手としてどうするべきかが問われるゲームなので手っ取り早いプレイには不向きです。しかし、工夫次第でどんな逆境からも挽回できるという爽快感を味わいたいのであれば打ってつけのゲームです。

エンターブレイン 2002年7月25日

それでは次もね~

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