【戦国ブレード】前作の評価が良かろうが関係ない!新たなシステムに挑み続ける珠玉の続編!

前作の「戦国エース」は「戦国の撃墜王」という題で発売されました。

本作の「戦国ブレード」は「戦国の剣使い」でしょか?

前作は戦闘機、本作は剣となると戦闘機に剣が付いていて近接攻撃が可能とか?

今回紹介するレトロゲームはそんなタイトルに従い進化を遂げたシューティングゲーム作品です。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・戦国ブレード

ジャンルシューティングゲーム

プレイ人数1~2人

・彩京(AC版)

・アトラス(SS版)

・タイトー(PS2版)

・ゼロディブ(Switch版)

・彩京

・1996年(AC版)

・1996年11月12日(SS版)

・2004年12月2日(PS2版)

・2005年12月1日(PS2版:ベスト版)

・2018年3月29日(Switch版)

・AC(アーケード)

・SEGA SATURN(セガサターン)

・PlayStation2(プレイステーション2)

・NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)

・有(スイッチで「戦国ブレード for for Nintendo Switch」として配信)

本作のセールスポイント

・前作「戦国エース」の縦スクロールから横スクロールシューティングに装いを変えて進化したシューティングアクション。

・進化したグラフィックでより表情豊かになった掛け合いが見どころ!

・ルート分岐導入で前作より攻略方法の幅が広がった。

ストーリー

長きにわたり、東の平野を治める名将が、ある日を境に豹変した。

妖しげな軍団を配下に置き、”生霊狩り”と称し、貴賊の別なく女人ばかりを強制的に城に召し寄せ、誰一人として生かしては返さなかった。

やがて、その魔の手は近隣国にも及び、西国の姫君、布津姫もその手中に落ちることとなる。

城内にて布津姫は、その恐るべき陰謀を知る。

将は若き女人の魂を集め、究極の生物を創造せんと画策していたのだ。

それは人の魂を食らい着々と成長を遂げ、最後の依代として布津姫が取り込まれれば完全体となり、わずか数日で世のすべてを焼き尽くすという。

姫を依代とする儀式は明日の日の出の刻、残された時間はわずか一昼夜。

最後の望みを託し、姫は家宝”飛蒼石”を石牢の結界より城外に放った。

”飛蒼石”は天を翔け、5人の勇者のもとに落ちた。蒼き光に導かれ、今、物語の幕が開く。

「彩京シューティングコレクションVol.2 戦国エース&戦国ブレード」説明書より

縦から横スクロールに大変革を遂げて帰ってきた戦国ドタバタシューティング

本作は「戦国エース」の続編にして縦スクロールから大きく装いを変えた横スクロールシューティングとなりパワーアップして帰ってきました!

続編だと通常前作のヒットした部分を残し、大きく変化はせず新たなシステムを追加する形にしたいはず。

しかし、「戦国ブレード」はあえて大きく変化させることでより戦国エースで活かしきれなかった部分を活かすことに成功しています。

まず飛蒼石の設定により前作のように戦闘機ではなくてもキャラクターが浮遊できることによりキャラクターの姿を見ながらプレイすることができます。

それによりキャラクターの持つ意味がより大きくなりました。

また縦スクロールを横スクロールにすることでキャラクターを俯瞰からではなく横から視点にすることでよりキャラクターの個性が鮮明に表現されています。

そして本作の攻撃手段である「メインショット」に加え「溜めショット」がそれぞれのキャラクターの相棒となるオプションキャラクターが行います。

オプションキャラクターは霊や動物などキャラクターにあった装いでよりキャラクター性盛り上げる要因となっています。

特に個人プレイではキャラクターの一人しゃべりにならないように相棒が反応してくれるのが良いですね。

また「ボム」の緊急回避技はよりキャラクターの個性にあった派手なものとなり画面全体の演出を盛り上げる要素として一役買っています。

その個性あるキャラクターデザインを担当するのは前作で担当した「中村博文」から変更し「司淳」が担当。

司淳は私の好きなイラストレーターの「村田蓮爾」のような肌の質感でキャラクターの描き方も似ているので非常に好みのデザインです。

「司淳」はなんと本作で声優デビューも果たしており「布津姫の父親」役で出演しています。

キャラクターたちは前作に引き続きどれも個性豊かな面々。

続編にしてとんでもく大人へ成長を遂げた「暴れん坊巫女 こより」。

風貌も体系も誰もがうらやむお姉さんなのですが正確とがめつさは相変わらずでサバサバしたところは前作と変わっていません。

そして制服美女大好き煩悩垂れ流しの「ターボ坊主 天外」。

そして新キャラクター母の愛を知らぬ侍「復讐の剣術士 翔丸」。

前作異国の美女忍者「ジェーン」の妹、姉に似て美少女な「金髪の少女忍者 ユーニス」。

そして衝撃のエンディングを迎える謎の武者「反逆のからくり武者 ハガネ」。

そして隠しキャラクターとして妹愛あふれる侍「閃光のアイン」が参戦。

本作も前作同様に全7ステージからステージ1~3は4パターンからランダムに選出。

本作には分岐ルートが存在し選択肢によってステージ構成、ボスも違ってきます。

ステージ1~3:ステージ1~3以下の4パターンからランダムで選出されます。

ステージ中ボスボス

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ステージ4

ステージ中ボスボス

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ステージ5

ステージルート分岐:正面門or通用口ボス

ステージ6-1:正面門

ステージボス

ステージ6-2:通用口

ステージボス

ステージ7

ステージボス

本作ルート分岐でステージのボリュームアップを遂げただけではなく演出面では前作より大幅にパワーアップしました。

キャラクター会話シーンでは瞬きや表情、更には風でたなびく髪の毛までアニメーションで再現しているという凝った演出。

そして相変わらずのシューティングゲームとしては破格の個別、タッグエンディングのボリュームは健在です。

今回こよりの成長っぷりにも歓喜…驚きましたが私はユーニスの妹ちゃんっぷりにやられましたね。

ユーニスの可愛い容姿に加え忍者として鍛え上げているものの、異国ならではの日本人離れしたスタイル!

異国美少女と忍者装束のギャップがたまらん…

しかも「司淳」の色使いで肌の質感がきめ細かく再現していてこれまたたまらん!

ギャラリーではそんな珠玉のイラストも閲覧することができます。

更にドタバタ劇がパワーアップしたセガサターン版

セガサターン版のみ他の移植と違う点が2つあります。

まず1つ目はセガサターン版には本編ディスクとは違いもう1つおまけディスクとして「戦国瓦版」が付いてきます。

この戦国瓦版ではゲストイラストレーターによるイラスト投稿、ガンバードでも好評だったイラストコンテストの応募作品全てを閲覧することができます。

今回も入賞作品はもちろんキャラクターのコメント付きという豪華っぷり!

他にも「戦国ブレード設定資料集」や「彩京シューティング図鑑」そして目玉として「ときめきアイン占い」がプレイ可能となっています。

そして2つ目はゲストキャラクターとして「ガンバードシリーズ」より人気キャラクターの「マリオン」が参戦!

もちろんマリオン専用の個別エンディングとタッグエンディングも用意されています。

マリオンのいう褒美がガンバードの続編を作ってほしいという夢おちなのですがその数年後本当に続編として「ガンバード2」が発売されるという。

結果的に粋な演出となりましたね。

タッグエンディングもガンバードならではのパンチの聞いたエンディングばかりなので瓦版やマリオン狙いでセガサターン版を購入するかPS2版の「彩京シューティングコレクションVol.2 戦国エース&戦国ブレード」で戦国エースと戦国ブレード両方プレイできる方を購入するか迷いますね。

私は両方欲しいので両方持ってます!

アッシュどのシリーズでも抜け目なく出てるな~

アトラス 1996年11月22日

まとめ

前作より大幅のパワーアップを見せつけただけではなく続編ごとに挑戦的なシステムを組み込む彩京シューティングは毎度我々を驚かせてくれます。

この横スクロールや分岐ルートなどは後のRPG+シューティングゲームという異色の作品「ソルディバイド」に活かされています。

ガンバードではエンディングのドタバタ劇に定評がありますが、戦国エース、戦国ブレードでは意外と真面目なエンディングも多く存在します。

思いっきりふざけたエンディングがお望みならガンバードシリーズ、バランス良く楽しみたい場合は戦国シリーズ。

特に隠しキャラクターやグラフィックの向上などキャラクターの個性が光る本作「戦国ブレード」は特におすすめですよ!

それでは次もね~

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