【ウルフファング 空牙2001】64種類ものロボットを操り戦場を駆け抜けろ!

ロボットはいつだってロマンの象徴だった。

自動運転、二足歩行、AI。

ですが未来の利便性よりやっぱり男のロマンはロボットを操縦すること!

ロボットを操作してカスタマイズして自分専用機を操作すること!

それに近いことであるとやはり車ですかね。

車を運転カスタマイズをして男の夢を実現している方も多々います。

いまだアニメのようなロボット操作はバーチャル空間の体験のみです。

逆に言えば倫理的にはバーチャルの中でしかロボットバトルは体験できません。

今回紹介するレトロゲームはそんな体験を申し分なく楽しめるロボットシューティングゲームです。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・WOLFFANG(ウルフファング) 空牙2001

ジャンルアクションゲーム

プレイ人数1~2人

・データイースト(AC版)

・エクシング(PS版、SS版)

・データイースト(AC版)

・エクシング(PS版、SS版)

・1991年(AC版)

・1996年5月10日(PS版)

・1997年3月28日(SS版)

・2010年4月14日(GA版)

・PlayStation(プレイステーション)

・SEGA SATURN(セガサターン)

・有(プレイステーションストア)

本作のセールスポイント

・総勢64体ものロボットが選択可能。

・「コンストラクトモード」で機体のパーツを自分仕様にカスタマイズしてプレイすることができる。

・家庭用にはSPステージなど追加要素や調整などが行われている。

ストーリー

AD1999年の、後に「第一次ラグナロック戦役」と呼ばれる、正体不明の組織「ラグナロック」と戦術戦闘部隊「空牙」との熾烈を極めた争いから2年。

AD2001年、壊滅したはずの「ラグナロック」がオセアニア大陸で再び動き始める。

活動を阻止するべく前線へ向かうのは、「第一次ラグナロック戦役」で得た技術を元に新たに造られた、あらゆる任務・環境に対応可能な戦闘兵器「装甲機兵」。

「ヴァルキュリア隊」「シルフ隊」による爆撃目標を明確化させるため、完成されたばかりの「装甲機兵」が実戦テストも兼ねて投入される。

人類の運命は「鋼の牙を持つ狼」達に委ねられることとなる。

「ウルフファング 空牙2001」ゲーム内ストーリー

システムどころかゲーム性まで一新!今度はロボットアクションに!

本作は横スクロールで戦闘機で戦うシューティングゲーム「空牙」の続編にあたります。

タイトルが元々「狼牙(ろうが)」で海外版では「Rohga: Armor Force」となっているのですが、日本版では意味は同じですが「ウルフファング」とカタカナ名称に変更されています。

また続編の「スカルファング」も同様で「髑牙」とはなっていません。

私が思うに漢字表記しなかったのには両作品とも語尾に「空牙○○」と付くのが原因かなとも思います。

本作は、前作からゲームシステムが一新され、同じシューティングゲームではあるものの縦スクロールから横スクロールシューティングへと変更されています(さらに本作の続編では縦スクロールに変更)。

さらには「牙シリーズ」唯一の操作機体がロボットとなります。

空牙」、「スカルファング」ともに自機が戦闘機なだけにシリーズでも異色の存在感を放っているのが本作「ウルフファング」です。

さらにそのロボットのデザイン性からタカラトミーからフィギュアとして発売も行うほどコアな人気があります。

総勢64機のロボットからカスタマイズし自分だけの専用機で楽しもう!

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本作の大きな目玉と言えば「牙シリーズ」3作品通して、最大の機体数とシリーズ唯一のロボットを操作できる横スクロールシューティングゲームです。

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家庭用に追加機体などもある「スカルファング」でも8機のところ、それを大きく上回るおよそ8倍の64機選択可能!

シューティングゲームでこれだけ機体数を用意しているのは「アールタイプファイナル」ぐらいじゃないですかね?

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それはあちらはシリーズの集大成で全機集合みたいな感じですが、本作は一作品で64機選択できるのは破格ですね。

家庭用に出てくれて良かったです。

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私なら、ゲームセンターでプレイしたら制限時間内に決められないで強制決定されるところを家庭用だとゆっくり選べる。

これだけでも家庭用移植ありがとうですよ。

しかし、機体は選択数だけが目玉ではありません。

本作はゲームモードとして「セレクトモード」と「コンストラクトモード」があります。

セレクトモード」は基本的な4機体が選択します。

そして「コンストラクトモード」こちらがさらにこのゲームのプレイ幅を広げる重要な要素です。

このモードでは機体の「BODY(胴体)」、「ARM(腕)」、「LEG(足)」を自ら選択しカスタマイズした機体で戦えるモードです。

BODY(胴体)」には特殊武器が装備できます。

真上、前方に発射する「ホーミングミサイル」。

展開範囲内の敵弾をかき消し、それ自体にも攻撃判定がある緊急回避にも攻撃にも使用できる「エレクトリッガー」。

真上の攻撃と爆破後に炎の雨で敵を攻撃することのできる「フレイムランチャー」。

左右に爆弾をばらまく「グレネードランチャー」。

いずれも緊急時、敵を一層したり緊急回避を行う特殊な効果をもちます。

ARM(腕)」は右、左腕と装備を持つことができます。

右腕にはメインショット装備。

扇状に弾を発射する「バルカン」。

威力の高いショット「クラスターガン」。

攻撃範囲の敵弾をかき消し着弾した相手に爆炎でも追加ダメージも与える「グレネードガン」。

破壊力が高く、継続攻撃可能な「レーザーガン」。

 

左腕には近接攻撃装備。

攻撃範囲は狭いが威力は高い「ナックルショット」。

機体全域をカバーでき防御としても使える「ビームソード」。

アッパーぎみに真下から振り上げる「アイアンクロウ」。

近接攻撃としてはリーチも威力も高い槍を打ち出す「パイルバンカー」。

そして移動手段が大きく左右される「LEG(足)

一番癖のない「2脚」型。

二段ジャンプが可能。

2脚よりジャンプが高い「ホバー」型。

ジャンプ中にもう一度ジャンプボタンをおすと空中ダッシュが可能。

鈍足だがジャンプが最も高くホバリングが可能な「4脚」型。

ジャンプ力はないが最速のスピードの「6輪」型。

二段ジャンプが可能。

これら組み合わせを駆使して自分にあった機体、様々な組み合わせの機体でクリアを目指すやりこみが可能です。

攻撃するもよし、防御するもよし、トリッキーな装備も楽しいです。

各種組み合わせで機体名が存在し紫電など戦闘機の名前がつくのはゲーム性が一新されても本作は牙シリーズであることを強調しています。

 

全5ミッションで、ステージ3から分岐点となっており、全12パターンのミッションで構成されています。

また全12ミッションを通してプレイすることができる「スペシャルモード」も用意されています。

ミッション1【狼牙】

ステージボス:強襲型ホバークラフト モビィディック

ミッション3-A【風の墓標】

ステージボス:重攻撃型装甲騎兵プロトタイプ

ミッション3-B【漆黒の牙】

ステージボス:大型イオノクラフト EB.1

ミッション4-A【ラグナロックⅡ】

ステージボス:重駆逐機兵 ヨトゥン

ミッション4-B【ウードガルズ】

ステージボス:対衛星用レーザーキャノン グングニル

ミッション4-C【ミズガルズオルム】

ステージボス:大型潜水艇 スティングレイ

ミッション4-D【イグドラシル】

ステージボス:重空挺戦車 ガンドールⅡ

ミッション5-A【オーディン】

ステージボス:重攻撃型装甲機兵 フルングニル

ミッション5-B【フレイ】

ステージボス:ガードシステム ノルン

ミッション5-C【ソール】

ステージボス:重装甲機兵 ムスバル

ミッション5-D【テュール】

ステージボス:重攻撃型装甲機兵 フリムスルス

シューティングゲームとしての疾走感は残しつつ、ロボットアクションとして成立させている本作は、ロボットシューティングゲームのなかでも屈指の名作です。

ロボットゲーム数多あれどやっぱり重要なのはかっこよさ!

自分がこんな機体をかっこよく乗りこなしているという高揚感が全男の子の憧れてとロマンを支えています。

本作で個人的にお気に入りなのがステージの斜面を滑走するという演出がかっこよくて好きです。

奥行きに斜めの要素を取り入れて、まるで河川敷を駆け抜けていくような爽快感も魅力ですね。

PS版とSS版どちらにも長所!環境によって遊び分けよう

本作、家庭用にはPS(プレイステーション)版とSS(セガサターン)版が発売されているわけですが、それぞれ利点があります。

両者移植にあたり細かい違いがあるのですが、それぞれの利点のみ説明します。

まずPS版で一番の特徴はPSアーカイブスで配信されていること。

これは凄く遊びやすさの利点であります。

原版はPSとPS2で遊べますし、アーカイブスは安価で購入できPS3、PSP、PSVITAで遊ぶことができ、PS環境であればほぼプレイできる環境があるというのが大きいですね。

SS版はセガサターンというプレイ環境に限りがありますが、ソフト自体がCD音源になっておりBGMが再生出来たり、SS版のみ追加ステージがあるなど、おまけ要素などマニア受けの仕様となっています。

基本的に内容はPS版、SS版ともに同じなので、幅広い方に楽しんでもらえる作品ではないかと思います。

まとめ

牙シリーズ」唯一の横スクロール、それもロボットアクションということで発売当時はユーザーも驚いたことでしょう。

また続編で縦スクロール、機体は戦闘機に戻ったというのも驚きです。

他にも横スクロールシューティングは開発していますが、いまだに牙シリーズとして本作のようなロボットアクションを望んでいるファンは多いことでしょう。

私もその一人ですが、いかんせんアーケードゲームから撤退していたり、特にシューティングゲームは時代とともにその傾向があり、スタッフもバラバラ。

なかなか継続が難しいシューティングゲーム業界ですが、そのこだわりの強さはゲームジャンル別に見ても職人気質な開発者が多いジャンルだと思います。

プロは納期と板ばさみ、こだわればこだわるほどの売上がない。

そんな中、産まれた数々の名作を後世に残していきたいですね。

それでは次もね~

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