昨日の敵は今日の味方。
率直な感想だとかっこいいですよね。
無用な争いを続けるのあまりよろしくないことですが、お互いの正義をぶつけ合って争った結果歩み寄ったわけですから。
しかし、それは並大抵のことではなく話し合いではまず生まれないのではないか。
ではどんな条件下でお互い歩み寄るのでしょうか。
それはお互いが同じ脅威のもとピンチの時ではないでしょうか。
お互いの不利益が一致すれば、それを改善するために協力せざる負えない。
結果不利益を排除したあともお互い一度は共闘したという事実が残るわけですから味方にならないまでも敵ではなく、「ライバル」という形に変化するのではないでしょうか。
「敵(敵)から敵(ライバル)」の変化は相当な変化ですからね。
そんな切磋琢磨した世界って素敵ですね。
今回紹介するレトロゲームはあの組織同士が共闘!?な人気アクションシューティングシリーズ第3弾。
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・メタルスラッグ3(METAL SLUG3)
ジャンル アクションシューティングゲーム プレイ人数1~2人・SNK
・ハムスター(PS4版、XboxOne版、NSW版)
・SNK
・D4エンタープライズ(Wiiバーチャルコンソール版)
・エムツー(PSP版、PS3版、PSVITA版)
・2000年(AC版)
・2000年6月1日(NG版)
・2003年6月19日(PS2版)
・2007年2月22日(PSP版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して発売)
・2007年5月31日(PS2版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して発売)
・2007年6月28日(PS3版、PSP版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)
・2007年12月27日(Wii版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して発売)
・2004年6月24日(Xbox版)
・2008年1月02日(Xbox360版:XboxLiveアーケードで配信)
・2009年8月17日(PSP版 DL版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して配信)
・2012年4月17日(Wii版:バーチャルコンソールで配信)
・2014年11月19日(PS3版:プレイステーションアーカイブスで配信)
・2015年5月14日(PS3版、PSVITA版、PS4版:プレイステーションアーカイブスで配信)
・2015年8月19日(PS3版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)
・2017年3月3日(NSW版:アーケードアーカイブスで配信)
・2017年12月21日(PS4版:アーケードアーカイブスで配信)
・2017年12月21日(XboxOne版:アーケードアーカイブスで配信)
・AC(アーケード)
・NEOGEO(ネオジオ)
・PlayStation2(プレイステーション2)
・PlayStation Portable(プレイステーションポータブル)
・PlayStation3(プレイステーション3)
・Wii(ウィー)
・Xbox(エクスボックス)
・Xbox360(エクスボックス360)
・PlayStation Vita(プレイステーションヴィータ)
・PlayStation4(プレイステーション4)
・XboxOne(エクスボックスワン)
・Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)
・有
・2007年6月28日(PS3版、PSP版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)
・2008年1月02日(Xbox360版:XboxLiveアーケードで配信)
・2009年8月17日(PSP版 DL版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して配信)
・2012年4月17日(Wii版:バーチャルコンソールで配信)
・2015年5月14日(PS3版、PSVITA版、PS4版:プレイステーションアーカイブスで配信)
・2015年8月19日(PS3版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)
・2017年3月3日(NSW版:アーケードアーカイブスで配信)
・2017年12月21日(PS4版:アーケードアーカイブスで配信)
・2017年12月21日(XboxOne版:アーケードアーカイブスで配信)
・シリーズ史上最大級のボリューム。
・ステージ構成は地中から宇宙まで大スケール。
・展開が熱い共闘作戦。
ストーリー
再びクーデターを食い止めたマルコとターマ。
しかし残党狩りの中で2人は、モーデンの存在を感じていた。
そして、同時に世界の異常気象や怪事件の調査を行っていた情報部は、さらなる脅威を察知する。
マルコら4人が残党軍の潜む孤島へ潜入したのを皮切りに、史上最大のミッションが始まった!
「メタルスラッグコンプリート」説明書より
史上最大の地球防衛戦が幕を開ける
シリーズ4作目にして最大級のボリュームとスケールで描かれる密度の高いドットアニメーションでお馴染みの本作。
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登場人物も前作とお馴染みのメンバーが登場。
今回も共闘戦線をはり一緒にミッションに立ち向かう。
今作の大きな特徴としては攻略が一本道ではなくボスにたどり着くまでに複数の分岐点が存在します。
分岐点によるボスの変化はないのですが、ルートによっては攻略難易度が変わってくるので、注意が必要です。
しかし、この分岐点によって難易度が変わる要素がシリーズファンや上級者にはたまらない。
もっと大きな興奮を味わいたいと望んでいたプレイヤーとしてみれば嬉しい要素です。
その分だけ緻密なドットアニメーションが追加されるので、相当な作業量が容易に想像できます。
それだけにファンの間ではシリーズ屈指の名作として広く語り継がれています。
そして状態変化。
前作2から追加された状態異常ですが「デブ化」、「ミイラ化」に続き、本作では「ゾンビ化」が追加されました。
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ゾンビ化はゾンビの吐く液を浴びるとゾンビになってしまいます。
ウイルス感染から逃れようとしている人もリアル。
考えてみるとゾンビ化は分かるけど、ミイラ化は急に包帯が巻かれたものに変化するのはリアルではないですね。
どっからでたその包帯…と余談。
本作は全5ステージと従来のシリーズより少ないステージ数ですが、その代わり最終ステージがめちゃくちゃ長くなっており、白熱の最終戦が体験できます。
一撃死が当たり前なので手に汗握り、興奮、アドレナリンがドバドバでプレイしクリアした時は物凄い達成感に浸ることができます。
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さらにステージは海、地中、空、宇宙とスケールアップした分だけそれに対応した多様なメカニックも多く追加されました。
ミッション1
ミッション2
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ミッション3
ミッション4
ミッション5
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本作全体的ゲテモノにつき注意。
人間ではない生き物たちがわんさか出てきており、重厚感溢れる「機械や鉄臭いメタルスラッグ」とはまた違います。
重厚感はやはり1作目のほうが味わえると思います。
ですがスケールでは断然本作が圧倒していますね。
個人的に本作である意味一番の驚きは雪山おじさんこと「アレン・オニール」が生きてたこと。
生きてたんか~いわれ!
前作でシャチに食われたはずが実はシャチを食ってたという強靭軍曹。
攻撃を受けると赤くなってくるのもあり、シリーズの中ボス的立ち位置から魔界村の「レッドアリーマ」ぐらいのしつこさがありますね。
でもなんかおっさん生きてて良かった…
前作の陰謀論が明かされる大型巨編!
本作は前作2の後半で出現した宇宙人たちの陰謀。
それが全面に押し出された巨編。
宇宙人が未知なる兵器たちで人類に襲い来る様をとくとご覧あれ!
最初は海からのステージ。
海の生物たちが凶暴になり人に襲いかかってくる。
これも宇宙人、それとも災害の前触れで生物たちが不安で怯え気が立っているのか?
本作では初の水の中のステージが出現。
そよそよとタンポポの綿毛。
どこにいって咲くのだろう…がんばれー!
と思いきや綿毛は地面に触れると謎の植物となり攻撃をしてくる!
地面につく前に撃ち落とせ!
これも陰謀、まさか綿毛に擬態した宇宙人とは…
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そして地中は気持ち悪い生物や巨大化した生物が多い。
虫苦手だから気持ち悪い…
ナウシカのオームらしき生物も登場。
オマージュかな?
オマージュといえばこれはドンキーコング?というような銃をもってサポートをしてくれるようであまりしてくれないサルも捕虜として登場します。
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そして宇宙船のまるで生物の体内のような場所では異様なロボット、クローン生物が培養されて攻撃を仕掛けてくる。
宇宙人の科学力に人類は対抗できるのか!?
まとめ
本作は地上から海、海から地中。
下に下がって下がって下がりきってからの宇宙にドーン!と地中深くで探索心を煽りつつ、最後は盛大に宇宙。
この演出が本作のスケールの大きさを物語っています。
そして本作は絆と共闘が熱い!
仲間を宇宙まで追う主人公たち、そして本来敵である、モーデンサイドとの共闘。
まずはお互いの正義より宇宙人から地球を守ること。
わが地球もそうであってほしいですね。
メタルスラッグシリーズは1~3までで1つのストーリーだと思います。
それぞれのシリーズ単体でプレイするのは困難ですが「メタルスラッグコンプリート」であれば1~3はもちろんのこと、4~6+Xも遊べてしまうのでオススメです。
それでは次もね~