工作員、いわゆるスパイは情報を自分の雇い主に持ち帰る。
もしくは必要とあらば暗殺などを生業としていたりもする。
スパイということであまり目立たないように単独行動の場合が多く大変危険な職業。
映画などではスパイものは人気で単独潜入ならではのハラハラ感と以外と隠れる気のないスパイたちのドタバタアクションが売りとなっていまよね。
今回紹介するレトロゲームは特殊工作員として戦場に潜入し戦いまでこなすエキスパートたちのアクションゲームです。
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・メタルスラッグ(METAL SLUG)
ジャンル アクションシューティングゲーム プレイ人数1~2人・SNK
・ハムスター(PS4版、XboxOne版、NSW版)
・ナスカ(AC版、NG版)
・SNK
・D4エンタープライズ(Wiiバーチャルコンソール版)
・エムツー(PSP版、PS3版、PSVITA版)
・1996年(AC版)
・1996年5月24日(NG版)
・1996年7月05日(NGCD版)
・1997年4月4日(SS版)
・1997年8月7日(PS版)
・2005年7月4日(携帯版)
・2006年6月29日(PS2版:3Dグラフィック版として発売)
・2007年2月22日(PSP版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して発売)
・2007年5月31日(PS2版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して発売)
・2007年6月28日(PS3版、PSP版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)
・2007年12月27日(Wii版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して発売)
・2008年4月22日(Wii版:バーチャルコンソールで配信)
・2009年5月21日(PSP版:「SNK ARCADE CLASSICS Vol.1」に収録して発売)
・2009年8月17日(PSP版 DL版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して配信)
・2009年8月17日(PSP版 DL版:「SNK ARCADE CLASSICS Vol.1」に収録して配信)
・2010年12月22日(PSP版、PS3版、PSVITA版:配信)
・2011年6月28日(PC版:プロジェクトEGGで配信)
・2015年8月19日(PS3版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)
・2016年11月24日(PS4版:アーケードアーカイブスで配信)
・2017年3月2日(XboxOne版:アーケードアーカイブスで配信)
・2017年3月30日(NSW版:アーケードアーカイブスで配信)
・AC(アーケード)
・NEOGEO(ネオジオ)
・NEOGEO CD(ネオジオCD)
・SEGA SATURN(セガサターン)
・PlayStation(プレイステーション)
・携帯
・PlayStation2(プレイステーション2)
・PlayStation Portable(プレイステーションポータブル)
・PlayStation3(プレイステーション3)
・Wii(ウィー)
・PC
・PlayStation Vita(プレイステーションヴィータ)
・PlayStation4(プレイステーション4)
・XboxOne(エクスボックスワン)
・Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)
・有
・PS3版、PSP版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信
・Wii版:バーチャルコンソールで配信
・PSP版 DL版:「メタルスラッグコンプリート」に収録して配信
・PSP版 DL版:「SNK ARCADE CLASSICS Vol.1」に収録して配信
・PSP版、PS3版、PSVITA版:配信
・PC版:プロジェクトEGGで配信
・PS3版:「メタルスラッグコンプリート」に収録してプレイステーションアーカイブスで配信
・PS4版:アーケードアーカイブスで配信
・XboxOne版:アーケードアーカイブスで配信
・NSW版:アーケードアーカイブスで配信
・神業とも言われる2Dドットグラフィックの最高峰。
・高グラフィックで尚且つなめらかに動く。
・戦場の営みまでわかる細かい表現。
ストーリー
20XX年、世界は軍事クーデターによりモーデン元帥の手に落ちた。
彼ら反乱軍は正規軍の秘密工場に奇襲をかけ、開発中の万能戦車「メタルスラッグ」を手中にする。
この一刻の猶予も許されない事態に、正規軍特殊工作部隊ペルグリン・ファルコンズ(通称PF隊)に所属するマルコとターマが挑む!
「メタルスラッグコンプリート」説明書より
諦めた可能性を作り上げた2Dゲームの金字塔
「メタルスラッグ」とは本作に登場する特殊戦車のことで移動の柔軟性、砲塔が上下に動きまるで人間の立ちしゃがみ、ジャンプを戦車で対応している。
戦車とは言い難いロボットのような駆動式で本編ミッションでも、その使いやすさからシリーズ通して活躍してくれる。
主人公の「マルコ・ロッシ」と「ターマ・ロビング」は特殊工作員として未知のミッションを受諾しモーデン元帥の野望を打ち砕きます。
本作は基本的に360度攻撃範囲で上下左右斜めにショットを放ち、近距離戦はナイフで切りつけます。
そして道中捕虜を助け、武器やアイテムを獲得し進行していきます。
ミッションクリアした際に捕虜救出の数によってスコアが加算されるのですが、捕虜を何人助けたかも表示されるのですが、誰を助けたかも確認することができる。
細かい設定ですね~
仮にミッション内の捕虜がどれくらいいるかが分かっていたら、最後のスコア画面を見た時に「あれっ太郎を救い忘れた」!など人を助けた感、助け損ねた感があり少し捕虜に愛着が湧いてきます。
何としてでも次は助けなきゃ!と。
でも次は「太郎は救えたけど次郎忘れた!」とか。
武器は「ハンドガン」、「ヘビーマシンガン」、「ショットガン」、「ミサイル」など様々な武器が存在しており、使いこなすことは攻略する上で必須のため、どれも使いこなせるように特性を知る必要があります。
体力という概念はなく1発即死のため、グラフィックの性質上とても多くの攻撃、特殊攻撃、ギミックがあるので難易度は非常に高いものとなっています。
戦車に乗ると戦車の耐久力に応じて体力ゲージが設けられ、その分だけ攻撃に耐えることができます。
ミッションは全6ミッションで構成されています。
本作は荒廃したステージが多く主に街や民家、駅など民間の廃墟のようなステージが中心に登場します。
ミッション1
ミッション2
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ミッション3
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ミッション4
ミッション5
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ミッション6
グラフィックはリアル路線ですが、機械のデザインは鳥山明のようなデフォルメ感で丸みがあり非常に可愛らしく動くものの数々。
このデフォルメ感にこそこれだけの情報量を一画面におさめることができ、圧倒的世界観の表現に一役買っています。
生々しさに矛先を向ける戦場の厳しさ
本作はその職人芸、変態技、神業とも言える2Dグラフィックが有名な作品です。
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美麗グラフィック、良く動くキャラクターたち、破壊状況によって崩れ去る建物。
そんな数々の伝説的グラフィックを再現した本作なのですが私はそこが一番凄いところではないと思うんです。
私が何より驚いたのが人間の戦場のストーリーを感じるグラフィック。
これですね~
空中から主人公を狙う敵機。
それを破壊すると…
破壊した中からラブレターが!
「俺、戦場から生きて帰ったらあの子に告白するんだ…」という死亡フラグ。
もしくは恋人からもらっていたラブレターをお守りに戦場を戦っていたのか…
悲しいですが物凄いストーリーと兵士一人一人も人間なんだと感じさせてくれる。
主人公が近づくと見張りが驚き大声で叫ぶ動作。
捕虜を火あぶりにしようとする酷い兵士たち。
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炎系の武器で攻撃すると兵士が燃えるグラフィックまである。
炎を身に纏い、苦しみ、最後は骨となる一連の出来事を漏れなく表現しています。
残虐性がありちょっと恐ろしい場面ではありますが、この細かい演出はやはり圧巻。
雪ステージでは雪玉で攻撃!
雪ステージでは環境に合わせて白い息も吐く。
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主人公が進撃してくるまではたき火で魚や飯盒で米を炊いている姿など戦場での日常の一コマを切り取った演出。
荒廃した街中で怯え、さまよう住人たち。
戦車で車の上を通ると重みで潰れるなどなど。
戦場での営みから、物理演算的表現もしっかりしており、ステージが生きている、人が生きている。
そんなただグラフィック的にリアルなのではなく動きや生活感まで凝っているからこそ本作は神業とも呼ばれるグラフィックと呼ばれているのです。
それだけにゴア表現も多いため苦手な人は気をつけてください。
ですが、リアルと言っても3D表現ほどの残虐さは感じられないので許容範囲かもしれません。
いずれにせよ、それぐらいのリアルが2Dグラフィックながらも本作には詰まっています。
まとめ
本作はグラフィックはさることながら、ストーリーがほぼないのに、ステージ内に描き込まれた演出の数々で人間一人一人に遊び心満載のストーリーを感じる作りとなっています。
ゲームシステムは単純明快であとはユーザーの実力次第で攻略するにはあとはやり込み次第。
本作をネオジオでプレイしたい方は諦めることをお勧めします。
なぜなら本作のネオジオ版はレトロゲーム界隈でも最高峰のプレミアゲームで価格は200万円を超えています。
それならば「メタルスラッグコンプリート」をオススメします。
移植度も高くメタルスラッグ歴代7作品が一気に遊べますし対応機種も多い。
それでは次もね~