Fate/stay night[Heaven’s Feel]感想

こんにちは、DAISUKEです。

発表から3年ついに10月14日公開

Fate/stay night[Heaven's Feel]」!!!

やっとFate/stay night全ルート映像化ですよ!!生きてみるもんですなあ~まさかこんな日が来るなんて。

 

本作の見どころ

TYPE-MOON原作の「Fate / stay night」では3人のヒロインに焦点を当てルート分岐する。セイバールートと呼ばれる「Fate / stay night」、遠坂凛ルートと呼ばれる「Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS」そして本作は間桐桜ルートと呼ばれる「Fate/stay night[Heaven's Feel]」を劇場アニメ化されたものである。

本作はテレビアニメ版などでもあまり描かれたり、メディアでもなかなか取り上げられないルートだけに原作ファン待望の映像化と言えるだろう。今回の劇場版は全3章構成からなるシリーズの第1章となる。

桜はたびたびそのメディアからの雑な扱いで公式で不憫なキャラとしてネタにもなっていただけに真面目な?桜主役の作品がこの世にはなたれて良かった、本当に良かった。

制作は超美麗作画、背景美術で定評のある「ufotable」。私も大好きなで空の境界であまりの映像表現に度肝を抜きました。

特にufotableは夜や暗闇のシーンを得意としその闇夜に浮かび上がる赤の表現が非常に凄いです。またカメラワークも固定カメラでの映像ではなく動きに合わせて動く、動く!!バトルシーンは下から上に急上昇したり、キャラクター目線のような迫力あるカメラワークがたまらないですね!!

感想

テレビ版とは違い映画版だからある程度原作のシーンがカットされていると思いましたが、セイバーや凛との出会いなどがOPにぼんやりとだーーーーーと流れて終わりでした。確かに原作やテレビ版をチェックしている人にとっては分岐ルートに行くまでの3ルート共通の流れは説明せずとも分かります。ですが、新規の方にとっては急に鎧の少女と主従関係を築き、凛といつの間にか親しい間柄になっているとかそういった経緯がない。新規ファンには少し話を理解するのは難しいと思う。ただ物語の目的はちゃんと説明されているので映像でなにが行われているかが分かります。Fateは色々複雑な考察など多々ありますが、意外とシンプルです。なんでも願いが叶う聖杯と呼ばれるものが聖杯戦争という戦いに勝利したものが手にすることができる。それをポケモンに例えると(なぜ例える)トレーナーがマスターでポケモンがサーヴァントですね。

桜の心情を描かれるように思えた今作は意外と桜に関する詳しいことは明かされません。どちらかというと桜の周りが桜のことをどのように思っているかが描かれていました。詳しい真実はやはり後半の章に明かされるのでしょう。私の感覚だと3章構成は1章「問題」、2章「解答」、3章「答え」のような構成になるのではないかと思っています。今回は問題定義が多く、謎を残したまま終わった形になったように思います。私も癖で長年ネタキャラとして扱われた桜。姉に嫉妬し悪魔化する桜ばかり見ているせいか映画を観てあれっ桜ってこんなにも健気な女の子だっけ?とちょっとドキドキしました。

逆にイリヤがプリズマイリヤを最近やりすぎてこんなに悪もんぽかったけ?とTYPE-MOON作品ならではのパラレルワールドの迷い込んでる感じでしたがこっちが原点だよって!!

私は舞台挨拶の回に観に行ったのですがプロデューサーの近藤光さんが桜ルートは絶対劇場版でやろうと思っていましたとおっしゃっていたのでなにかその意図が見えてくるのかが今後控えている2章、3章を観る上での楽しみとなるでしょう。

美術背景は相変わらず表現が幅広く、流石美術集が作品ごとには発売されるわけがわかります(私は空の境界、ゼロ、ステイナイト全て美術集持ってます!!)。ヘブンズフィールも出たら欲しいなあ~

TYPE-MOONファンが見ると笑えるシーンもあり、流石積み上げて来たものが違うなという印象です。本当は暗くて不憫なルートのはずなのに…

間桐慎二なんかは登場しただけで笑いが起こる。流石はワカメ頭、ポンコツっぷりは映画でも健在でした。ポンコツっぷりを拝むだけでも十分価値がありますね。

須藤友徳監督の桜愛も凄まじいものでファンの究極とも言える境地ですね。自分の好きなキャラが主役の監督に名乗りを上げ、スタッフにだいたい注文つけるのは桜関連、版権の絵には桜の構図をこだわり、色紙のプレゼントを頼まれたときは希望がなければ桜を描くという。桜のファンの中で監督が一番幸せものでしょうね。桜の作画のところ異様に感情こもってない?と感じたら須藤監督の仕業です。

主題歌はテレビシリーズに引き続き「Aimer」が担当。私の大好きなアーティストで初の武道館ライブにも行ってきましたがその時にこの曲が披露されたのですが重い…とにかく重い。その場ではどんな顔して聴いた良いのか分からず(笑えば良かったんでしょうが)。しかし、ヘブンズフィールと重ねて聴くとじんわりきますね。単体で聴くとやっぱり重い。まさにこの作品のために作られたといっても良い主題歌ですね。2章、3章もAimerだと良いな~でも私はufotabelとカラフィナのタッグも好きなのでそちらにも期待!!

Aimerについて記事も書いたので映画を観てその歌声に惹かれた方はぜひ!!

まとめ

私が舞台挨拶で印象的だったのが撮影監督の寺尾優一さんが「作品は我々が制作して終わりじゃない、お客様触れて初めて完成するものです」という言葉です。慢心せずに私たちの思いも作品として自分達にできることを全力でやって私たちに作品を届けてくれるスタッフの方々ただただ感謝しかありません。だからこそ私は制作の舞台裏を語るスタッフのお話が聞けてとても良かったです。だからこそ贅沢な話しでやはり次も期待しちゃいますね。3人のヒロインの中でも桜は戦闘向きではないため、より心理描写への配慮が重要になってくる作品だと思います。桜の心が揺れ動いていくそんな表現にも次章さらにどっぷりつかれることでしょう。

 

それでは次もね~

 

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