【ファンタシースター】少女はか弱い、それでも兄のために戦った…

星間飛行ってロマンがありますよね。

でもそれが実現すれば星の間で、もしくは移住した星の数だけ戦争が起こってしまうのでしょうか?

そんなの反対、悲しすぎます。

女子供は虐げられて時代の犠牲になってしまいます。

今回紹介するレトロゲームはそんな可憐でか弱き少女が世界の為に立ち上がり戦うことを決意した壮大なSFの物語です。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・ファンタシースター(PHANTASY STAR)

ジャンルロールプレイングゲーム

プレイ人数1人

・セガ(SM3版、MD版、SS版、携帯版、PS2版、PS3版、NSW版)

・スリーディー・エイジス(PS2版:【ファンタシースター generation:1(リメイク版)】)

・セガ((SM3版、MD版、SS版、携帯版、PS2版、NSW版))

・日本アートメディア(PS2版、PS3版)

・エムツー(PS2版、PS3版、NSW版)

・1987年12月20日(SM3版)

・1994年4月22日(MD版:【ファンタシースター復刻版】として発売)

・1998年4月2日(SS版:【ファンタシースターコレクション】に収録)

・2003年8月28日(PS2版:【ファンタシースター generation:1(リメイク版)】として発売)

・2003年11月26日(iアプリ版)

・2005年7月12日(PS2版:【ファンタシースター generation:1(リメイク版)】のベスト版として発売)

・2008年3月27日(PS2版:【ファンタシースター コンプリートコレクション】に収録)

・2009年4月21日(Wii版:バーチャルコンソールで配信)

・2012年12月19日(PS3版:【ファンタシースター コンプリートコレクション】に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)

・2014年9月20日(PS3版:【ファンタシースター generation:1(リメイク版)】としてプレイステーションアーカイブスで配信)

・2018年10月31日(NSW版:SEGA AGESで配信)

・SEGA MarkIII(セガ・マークIII)

・MEGA DRIVE(メガドライブ)

・SEGA SATURN(セガサターン)

・PlayStation2(プレイステーション2)

・携帯(iアプリ)

・Wii(ウィー)

・PlayStation3(プレイステーション3)

・Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)

・有

・Wii版:バーチャルコンソール

・PlayStation3版:プレイステーションアーカイブス

・Nintendo Switch版:SEGA AGES

本作のセールスポイント

・ファンタジーとSFを掛け合わせた魔法と科学が入り混じる今までにない王道を作り上げたRPG。

・女性主人公が世界を救う当時では珍しい戦う女性像を描いている。

・様々なハードに移植、リメイク版が発売されている人気シリーズの初作品。

ストーリー

AW342年、アルゴル太陽系第一惑星パルマは、国王ラシークのもとに繁栄を極めていた。

アルゴル太陽系の他の惑星を植民地として開拓し、ファームプラントや資源採掘のための計画も順調に進んでいた。

ところが、不穏な噂が流れ始める。

ラシークをはじめとする支配階級の貴族たちが邪教にとりつかれ、永遠の命と引き換えにアルゴル太陽系を売り渡してしまったというのだ。

噂を裏付けるように、惑星のいたるところに異形のモンスターたちがあらわれるようになり、人々の暮らしを脅かし始めた……。

パルマの中心都市・カミニート居住区。

幼い頃に両親を亡くした少女・アリサは、兄のネロとともに肩を寄せ合って生きてきた。

まだ15歳のアリサを養うため、ネロはスペースポートで荷揚げ作業員として働いている。

ある日、そんな二人を、悲劇が襲った。

ネロがロボットポリスに暴行され、瀕死の重傷を負わされたのだ。

ボロ布のように放り出されたネロは、泣きつくアリサにこう告げる。

自分はラシークが何を企んでいるのかを探っていた。

ラシークは巨大な災いを招いてしまったのだ……自分一人の力ではどうすることもできなかったが、志を同じくする者たちと手を組めば、ラシークの陰謀を暴き、この星を救うことができるかもしれない……。

アリサを一人おいて逝くことを最期まで悔いながら、ネロは永遠の眠りについた。

アリサはネロの形見のショートソードを手に、立ち上がった。

最愛の兄の遺志を継ぎ、この惑星を救う……まだ若い少女の、長い戦いの旅が始まったのだ。

「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.32ファンタシースター コンプリートコレクション」説明書より

ファンタジー+スターの壮大な物語

ファンタジーとSFを合わせた正にファンタジーとスターが織りなす本作「ファンタシースター」。

本作から続くシリーズは第一惑星「パルマ」、第二惑星「モタビア」、第三惑星「デゾリス」をまたにかけ紡がれる壮大な世代間物語。

本作は第一惑星「パルマ」を中心に物語は進んでいきます。

ファンタジーな衣装と世界観だけど他の惑星とも行き来ができる壮大なRPGとして発売されその後シリーズが発売され続けています。

基本的には施設も普通のRPGと変わらない役割を果たしている。

それでは何が他のRPGと違うのか。

それはマップと戦闘時のシステムが大きく違います。

発売当時RPGと言えば「ドラゴンクエスト」のように2Dマップなら2D戦闘。

2Dマップでは従来のRPGのように探索。

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ダンジョンでは「ウィザードリィ」のように3Dマップならそのまま主観で戦闘が始まります。

本作マップは2Dであって会話や戦闘は一人称の画面に切り替わる仕様となっています。

こうすることでフィールドマップは2Dで状況を把握しやすく、ダンジョンでは臨場感を出すために一人称でダンジョンを突き進み、周りが把握できない状況のドキドキ感を味わえます。

しかし、会話シーンはいちいち主観に切り替わり会話するのが結構だるくなってくることもあります。

ですがこれはダンジョン同様の3D時代を意識した演出だと思います。

現在の3Dゲームだと相手の方向に向き直って相手を視認しつつ会話を行います。

そこを演出として2Dでも取り入れたかったのではないでしょうか。

限られた表現方法で工夫する制限されていたからこそ生み出されたものはレトロゲームには数多く存在しますね。

そして3D感を出すために各重要イベントではドットグラフィックが展開され物語のムービー的役割を果たし、ストーリー性を向上させています。

戦う敵に対して、自分の宿命に対してよりキャラクターの心情がうかがえるのも本作の魅力に一つです。

最愛の兄のためなら世界を救う力だって発揮しちゃう!元祖「さすがお兄様」な少女と仲間の宇宙冒険記

今でこそ若い女の子が強い漫画・アニメ・ゲーム補正は当たり前ですが、当時女性主人公の戦士というのは珍しいかもしれません。

ドラゴンクエストのように愛する兄のために若くして冒険に出る。

しかし、それは男性の成長期の真っ只中で筋力、運動能力も上がる時期だからこそレベルアップしている感じはあります。

それに勇者など選ばれた者補正もあります。

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本作の主人公「アリサ」はそうではありません。

か弱い15歳の女の子です。

そんな女の子が勇気を振り絞り兄のために立ち上がる。

そんな姿は女性も強くを象徴するキャラクターとして本作では星のように輝きます。

女性の社会進出の背景のこの作品のテーマがあるんでしょうか?

主人公のアリサはどことなく当時のキャリアウーマンみたいですね。

ですが流石にアリサだけで世界を救うにはスーパーウーマンか魔に手を染めるなど圧倒的な力を求めることが必要です。

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本作は王道のRPGならではの仲間を見つけることがラシークの陰謀を止めるための攻略ポイントになります。

仲間を見つけるには本作の通行証である「ロードパス」を使い「ムーブロード」を通る必要があったり、星間飛行を行い別の惑星に行くなどがあります。

これがファンタシースターの壮大さ。

世界の壮大さを表すための兵士が完全に某SFの「ストームでトルーパー」なのはこの際置いておきましょう。

他の星におもむき情報を集め、別の種族同士の仲間を組み冒険する。

正にファンタシースターにしかできない個性がここにあります。

人間の言葉が分かる動物「ミャウ」。

屈強な戦士「タイロン」。

魔法使いの「ルツ」。

戦士、魔法使いはお馴染みですが動物の「ミャウ」。

普通は武闘家か僧侶などがお馴染みですね。

しかし、裏を返せば女性主人公には相棒の妖精がいると思いませんか?

そういう意味では王道。

そんな4人で宇宙を股にかけラシークの陰謀を食い止めます。

遭遇する敵は一体のため攻略においても割と対策のしやすい印象。

従来のRPG通りに攻撃と魔法、防御にアイテム、ピンチでは逃げるを基本とした立ち回り。

本作ならではの特徴と言えば「話す」というコマンドがあること。

話す」とはこの世界において「ミャウ」が例外ではないように言葉の通じるモンスターが存在します。

話しの通じるモンスターから人間では知りえないフィールドマップやダンジョンに潜んでいるからこそ知りえる情報を教えてくれることがあります。

情報は人間だけにあらず。

これは「ミャウ」が相棒として存在しなければなかなか繋げにくいシステムではないでしょうか。

本作のリメイク版「ファンタシースター generation:1(リメイク版)」ではシステム的に不満な部分やグラフィックなどが向上されています。

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オリジナル版ではボコボコにされていた兄様も割と綺麗な顔をしています。

リメイク版は死に際の人にはなかなか見えなく悲しみ表現がオリジナル版と比べて半減されているような気もします。

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バトルにはアクションも追加されより演出も向上されています。

グラフィックによってはオリジナル版とリメイク版プレイをする際に選択するきっかけとして参考にしてみてください。

まとめ

初のナンバリング作品ということで、システム面に個性を出すことはできていませんが世界観が唯一無二の味を出しており、今後シリーズが続いていくきっかけとなっています。

その甲斐があってシリーズを増すごとにドンドン「ファンタシースター」という世界観を活かしたゲームとなっていきます。

SS版「ファンタシースターコレクション」やPS2版「ファンタシースターコンプリートコレクション」は初期シリーズをまとめて遊ぶことができるのでオススメです。

また「ファンタシースター generation:1(リメイク版)」は本作のリメイク版のためグラフィックが向上した「ファンタシースター」が遊べます。

「ファンタシースターコンプリートコレクション」はPS2アーカイブスでも遊べます
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PS2アーカイブスでプレミアソフトが安く遊べる!おすすめ作品13選

2018年7月24日

それでは次もね~

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