アレンジを楽曲なんて聞きますけど、必ずと言ってよいほど原曲のほうがーとい意見が飛び交います。
まあ個人の意見なのでそこは分かれるのはしょうがないです。
ですがもしその作品のBGMをその作品のリメイクなどに使われたらどうでしょう。
それは「まったく新しい原曲」になるのではないでしょうか。
その時代にあったそのリメイクの進化、昔にはなかった可能性の形ではないでしょうか。
今回紹介するレトロゲームはそんなアレンジを意識して制作され、前作と同時収録した作品です。
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・ザナックネオ(ZANAC NEO)
ジャンル縦スクロールシューティングゲーム プレイ人数1人・コンパイル
・ガンホー(PS3版、PSP版)
・コンパイル
・2001年11月29日(PS版:「ZANAC×ZANAC」に収録して発売)
・2010年7月28日(PS3版、PSP版:プレイステーションアーカイブスで「ZANAC×ZANAC」に収録して配信)
・PlayStation(プレイステーション)
・PlayStation3(プレイステーション3)
・PlayStation Portable(プレイステーションポータブル)
・有
・PS3版、PSP版:プレイステーションアーカイブスで「ZANAC×ZANAC」に収録して配信
・機体数が増え、さらにプレイスタイルの幅が広がった。
・BGMアレンジが良質で懐かしくも新しい仕上がりになっている。
・前作のデザインも意識しつつグラフィックが大幅に進化している。
ストーリー
地球を滅ぼそうとした戦闘システムを、人類はかろうじて撃退した。
しかし戦いは終わったわけではなかった。
長い時の間に増殖していたシステムは、1つが破壊されてもすぐに別のシステムが攻撃を引き継ぐようになっていた。
その繰り返しは既に30年続いていた。
システムを確実に撃退こそしていたが、人類は疲れ、消耗していた。
だがある時、襲来していたシステムの中枢を破壊した際、データの伝達機能を持つユニットが逃走するのを、パイロットは発見する。
ユニットは取り逃したが、それが何者かと交わした通信を解析した結果、システムに他の物より上位の存在があるという事が判った。
更なる調査で、問題のシステムの存在位置と、更に正体が判明する。
それは、最初の1つとして作られた、全システムの親と言うべきものだった。
もし、その初代システムを破壊し、沈黙させることができさえすれば、命令系統を利用して他のシステムを止め、無限に続く地球人類への攻撃をやめさせる事ができる。
だが大きな問題があった。
初代システムは、スペックでも他のシステムをはるかに上回っていたのだ。
こちらから手を出せば、人類は確実に初代システムの標的にされる。
もし最初に勝てなければ、後の結果は言うまでもない。
挑戦するのか、それとも耐え続けるのか。
人類は緩慢な滅亡よりも、挑戦を選んだ。
そして今、ZANAC部隊による、最後の戦いが始まる。
「ZANAC×ZANAC」説明書より
新作でもあり良質なアレンジ作品となり帰ってきた名作シューティングゲーム
本作は15年の時を経て「ZANAC×ZANAC」にのみ収録された「新生ザナック」であり、「ザナックの新作」である。
前作同様、ALC(自動難易度調整機能)も搭載されており、プレイスタイルによって難易度が変化するシステムはお馴染み。
プレイスタイルに大きな変化はないものの、前作のアレンジを意識した作りはザナックファンに懐かしさと衝撃を与えました。
自動難易度調整機能で難易度や攻略パターンを変えてた前作ですが、新たに機体が3機になったことで、より攻略のスタイルが大幅に広がりました。
0番 リバースキャノン:方向キーと逆にショットを発射する。
1番 ワインドクラッシャー:波の軌道を描いて飛ぶ貫通弾を発射する。
2番 リフレクター:敵の通常弾を吸収して蓄積、自分のショットとして放つことができる。
3番 ネオサーキュラー・α:自機の周囲を回転し攻撃を防いでくれる。
4番 ドリルミサイル:進行方向進路上の敵に連続してダメージを与えながら進むミサイルを発射する。
5番 ディバイドキャノン:敵に命中すると複数のビームを放ち、敵を貫通する。
6番 ブラストボム:自機前方に爆発を発生させ範囲攻撃を行う。
7番 ハイパーベロシティ:方向キー左右の入力に応じて発射方向を変えるショット。
0番 オールレンジキャノン:方向キーの入力方向にショットを発射する。
1番 スラッシャー:直進する貫通ビームを発射する。
2番 エナジーチャージー:敵弾を吸収しチャージショットのエネルギーに変換する。
3番 ネオサーキュラー・β:自機の周囲を回転し攻撃を防いでくれる。
4番 ローリングショット:円軌道を描きながら前進する貫通弾を発射する。
5番 ネオリワインダー:前方に一定方向進んでホーミングして戻ってくる貫通弾を発射する。
6番 スプレッドプラズマ:敵に当たると爆発し範囲攻撃を行う。
7番 ラピッドキャノン:方向キーの入力によって発射角度を変えるショットを放つ。
0番 ツインキャノン:方向キーの入力方向と逆方向同時にショットを発射する。
1番 バニシングレーザー:自機前方に貫通レーザーを放つ。
2番 シールドスフィア:自機前方に球状のシールドを展開する。
3番 ネオサーキュラー・γ:自機の周囲を回転し攻撃を防いでくれる。4つまで展開可能。
4番 リングショット:リング状のレーザーを放つ。
5番 リモートコントロールキャノン:自由に操作可能な貫通弾を発射する。
6番 オートエイミングブラスター:自機周囲を回転するサイトに敵をロックオンすることでその場所に爆発を発生させる。
7番 ヴァイパーミサイル:複数のミサイルを一斉に発射する。
攻撃型、バランス型、防御型とスタイルチャンジできるので初心者から上級者まで幅広く楽しめる仕様となりました。
ステージは全10ステージで構成されています。
ステージ0:FLASH BACK
ステージ1:STAR FLEET
ステージ2:SATELLITE BASE
ステージ3:CLOUD KINGDOM
ステージ4:REMAINS OF AN ANCIENT
ステージ5:STORMING PARTY
ステージ6:BLIZZARD
ステージ7:HELL'S GATE
ステージ8:MYSTIC SPACE
ステージ9:CORE OF SYSTEM
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設定上はストーリーや機体数に合わせてキャラクターも用意されているがゲーム本編に登場しないのが非常に残念です。
ですがNEOというだけあり、グラフィックは15年の進化を思わせるもので非常に美麗です。
BGMも前作のアレンジやクラブやディスコ調の音楽とともにテンションアゲアゲの楽曲に仕上がっている。
効果音も前作とは比べ物にならなく良くなっているので、よりプレイ感が気持ちの良いもので爽快感ある。
まとめ
本作は前作のアレンジが意識されており、ステージ構成こそ違いますがザナックのリメイク版と呼んでよいでしょう。
前作を意識した敵のデザインと背景をよりリアルにして、BGMはアレンジ楽曲。
前作のファンにはたまらない良質な仕上がりとなっています。
また難易度も調整されており、遊びやすく仕上がっています。
本作は「ZANAC×ZANAC」内にしか収録されていないので、少しプレミア値段になってしまいますが「ZANAC×ZANAC」をオススメします。
プレイステーションアーカイブスで安価で配信されているため、対応ハードを持っている方は断然そちらがオススメです。
それでは次もね~