大人になって少年時代の思い出や体験を表現する機会は乏しい。
大人としての振る舞いを行いをしなければならない。
自分の中で消化しきれないモヤモヤ感。
そんな時こそエンターテイメントで子供の心を取り戻しバランスを取らなければならない。
子供のおもちゃを遊んだり、冒険に出たり。
しかし、誰もがそんな体験を気軽に出来るわけではない。
そんな時にはテレビゲームは「体験」を与えてくれる。
今回紹介するレトロゲームは「冒険の体験」の楽しさをゲーマーならずとも世界中に知らしめたゲームの中のゲームです。
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・スーパーマリオブラザーズ(Super Mario Bros.)
ジャンル横スクロールアクション プレイ人数1~2人・任天堂
・ニッポン放送(FCDS版:【オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ】)
・ハドソン(PC-8801/SR版、X1 turbo版)
・ハムスター(NSW版:アーケードアーカイブス)
・任天堂
・ハドソン(PC-8801/SR版、X1 turbo版)
・1985年9月13日(FC版)
・1986年2月21日(FCDS版)
・1986年(AC版、PC-8801/SR版、X1 turbo版)
・1986年12月(FCDS版:【オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ】として配布、発売)
・1993年7月14日(SFC版:【スーパーマリオコレクション】に収録)
・2000年3月1日(GBC版:【スーパーマリオブラザーズデラックス】として発売)
・2004年2月14日(GBA版)
・2006年12月2日(Wii版:バーチャルコンソールで配信)
・2010年10月21日(Wii版:【スーパーマリオコレクション スペシャルパック】に収録)
・2012年1月5日(N3DS版:バーチャルコンソールで配信)
・2013年6月5日(Wii U版:バーチャルコンソールで配信)
・2016年11月10日(NCMFC版:ゲーム本体に内蔵)
・2017年12月22日(NSW版:アーケードアーカイブスで配信)
・2018年9月19日(NSW版:ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineで配信)
・FamilyComputer(ファミリーコンピュータ)
・FamilyComputerDiskSystem(ファミリーコンピュータ ディスクシステム)
・AC(アーケード)
・PC-8801/SR
・X1 turbo
・SuperFamicom(スーパーファミコン)
・GameboyColor(ゲームボーイカラー)
・GameboyAdvance(ゲームボーイアドバンス)
・Wii(ウィー)
・Nintendo3DS(ニンテンドー3DS)
・Wii U(ウィーユー)
・NintendoClassicMiniFamilyComputer(ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ)
・NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)
・有
・Wii、ニンテンドー3DS、Wii U:バーチャルコンソール
・ニンテンドースイッチ:アーケードアーカイブス、ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online
・地上、地下、空、海と多彩なステージ構成。
・飛んで走って、かわして踏んで、画面を全体を使って生き生きしたアクションと冒険の体験ができる。
・世界的ビデオゲームメーカーの世界的作品の原点。
ストーリー
キノコ達の住む平和な王国に、ある日強力な魔法を操る大ガメクッパの一族が侵略して来ました。
おとなしいキノコ一族は、みなその魔力によって岩やレンガ、つくしなどに姿を変えられてしまい、キノコ王国は亡びてしまったのです。
このキノコ達の魔法を解き、よみがえらす事ができるのはキノコ王国のお姫様ピーチ姫だけ。
彼女は今、大魔王クッパの手中にあります。
マリオは、カメ一族を倒してピーチ姫を救出し、再び平和なキノコ王国を築くために立ち上がりました。
ゲームの中のマリオはあなたです。
このアドベンチャークエスト(冒険)を完結できるのは、あなただけなのです。
「スーパーマリオブラザーズ」説明書より
ピコピコの代表作品!これがあるからビデオゲームは盛り上がった!
本作「スーパーマリオブラザーズ」はマリオの出世作であり、後のシリーズや別ジャンルのゲームでも活躍する敵や味方が多く登場した作品でもあります。
これにより「マリオ」は任天堂の看板キャラクター、そして社会現象となり世界のビデオゲームの代表的キャラクターとなりました。
「ルイージ」、「ピーチ姫」、「キノピオ」、「クッパ」、「クリボー」、「ノコノコ」、「パタパタ」、「メット」、「ハンマーブロス」、「パックンフラワー」、「ジュゲム」、「トゲゾー」、「キラー」、「プクプク」、「ゲッソー」これだけ種類があるキャラクターが全て映画やアニメ、次回作、スピンオフのメインキャラクター、グッズなど展開されているマリオ以外にも注目が集まることになります。
特に「ピーチ姫」はマリオのガールフレンド的立ち位置となり、「クッパ」という最大のライバルを得る事になります。
こうして「マリオシリーズ」として今なお末永く愛される冒険の世界の第一歩となりました。
本作は説明不要と言いたいほど有名作ですが、ビデオゲームを触れる機会として知って欲しい作品なのでこの機会にビデオゲームを知って頂ければと思います。
たたったったたった…た♪
とマリオはたまた素人目でもピコピコ音楽と言えばまずこれが出てくるでしょう。
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地上、地下、海などどれもポップで馴染みやすく、音楽だけでもマリオと連想して関連付けられるほどのクオリティ。
表紙とゲーム内キャラクターがマッチしたデフォルメ調で覚えやすいデザイン。
さらに冒険の醍醐味を詰め込んだステージデザイン。
地上だけでなく上にも下にもステージが張り巡らされています。
ステージを進むと土管があり、特定のものだと地下のステージに遷移するものがあり、ボーナスステージとなっているので道中の捜索も楽しみの一つです。
飛んで踏んで走って越えてゴールへ向かえ!冒険の醍醐味をふんだんに盛り込んだアドベンチャーアクション
本作横スクロールアクションとなっており、様々な障害を乗り越えてゴールを目指します。
その障害がモンスターであったり罠、落とし穴があります。
特に落とし穴はマリオ由来の「Bダッシュ」が別の意味で落とし穴となります。
「Bダッシュ」はBボタンのダッシュボタンですがあまりにも速くブレーキが効きにくいため穴を跳び越えるのが難しい。
「トンガリキッズ」が「B-DASH」というサンプリング曲で作った楽曲では「ちょっと速すぎるかもよ!B-DASH!」と比喩するほどです。
しかし、ステージを攻略する上で必須テクニックであり、攻略しがいのある要素です。
そしてモンスターは攻撃したいところですが、マリオ自身に攻撃能力はありません。
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「ファイアーフラワー」というアイテムを取ればファイアーボールを任意で放つことができます。
また一定時間無敵になれる「スター」を獲得することでどんなモンスター、攻撃に接触しても消滅させることもできます。
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それ以外は「踏む」、「ブロックの下からの頭突き」、「甲羅をぶつける」ことでモンスターを倒すことができます。
後のシリーズでもこのアクションがマリオのトレードマークとなります。
トレードマークと言えばマリオがキノコを食べるとパワーアップするというイメージでしょう。
本作は初期マリオはチビマリオ状態で一度モンスターや攻撃に接触すると倒れてしまいます。
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しかし赤いキノコを獲得するとマリオが大きくなり1度攻撃を受けてもチビマリオの状態に戻る状態で済みます。
本作はウラ技も有名でステージを大幅に進めるワープなどがありますが、それはクリア後のお楽しみに取っておきましょう。
まずは自力でクリアすること謎解きなどは無いので後はプレイヤーの腕次第。
クリアに攻略サイトが必要ない単純明快なゲームはビデオゲームを楽しむ上で裏表なく楽しめるが良いところです。
まとめ
「マリオブラザーズ」に続きスーパーとなって確かな地位を築いた「スーパーマリオブラザーズ」。
1画面のみに収まらず、アドベンチャー形式で続く冒険救出劇。
悪い敵からお姫様を守る王子様。
物語は単純ですが、ゲームとしてストーリー性を持たせることでビデオゲームの可能性を広げた作品となりました。
本作はバグステージなどがあり、本来の目的と違うステージも存在しますが、それを逆手に取り、「スーパーマリオメーカー」という自分でマリオのステージを作成することのできるゲームがあります。
もし発売当時にこんなステージが存在したらどんなだったかと想いに浸りながら全国のユーザーがスーパーマリオブラザーズのクリエイターとなれる。
それを全世界で遊んでもらえる。
それだけ本作は自由度と創造性の高い作品であることがうかがえる作品です。
それでは次もね~