【幻想水滸伝】108人の英雄がプレイヤーの味方となってくれる戦記RPG

王国や小国でも大多数の人の集まりで出来ています。

昔は王国だった人数が今では大企業単位で会社だけで争いができるレベルです。

会社同士の争いという意味では人数では圧倒的に有利な大企業。

しかし、そんな中小規模な企業でも大企業ができなかったものを生み出すことができます。

それは創造力、知恵を使ったアイデアで対抗しうる人材が揃っているということ。

今回紹介するレトロゲームは108人の英雄的人材を集め数を凌駕する城を築き上げる水滸伝を元にしたRPGです。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・幻想水滸伝

ジャンルRPG

プレイ人数1人

・コナミ

・コナミ

・1995年12月15日(PS版)

・1996年11月29日(PS版:KONAMI the Bestとして発売)

・1997年9月17日(SS版)

・1998年3月26日(PC版)

・2002年7月11日(PS版:PS one Booksとして発売)

・2006年2月23日(PSP版:【幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ】に収録して発売)

・2008年6月16日(iアプリ版)

・2009年2月2日(S!アプリ版)

・2009年3月5日(EZアプリ版)

・2009年11月5日(PSP版:【幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ】コナミ ザ・ベストとして発売)

・2010年7月15日(PSP版:【幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ】ベストセレクションとして発売)

・2010年7月15日(PSP版:【幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ】に収録してプレイステーションアーカイブスで配信)

・PlayStation(プレイステーション)

・SEGA SATURN(セガサターン)

・PC

・PlayStation Portable(プレイステーションポータブル)

・携帯

・有

・PSP版:【幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ】としてプレイステーションアーカイブスで配信

本作のセールスポイント

・中国の伝奇小説「水滸伝」を元にした物語だけではなく108人の英雄を集めその能力を発揮できる作品。

・それぞれ英雄に個性がありシナリオも楽しめる内容。

・英雄収集が楽しく攻略においても有益になるためゲームシステムにばっちりはまる。

ストーリー

230年の歴史を持つ赤月帝国。

かつて戦乱を収め人々から❝黄金の皇帝❞と呼ばれた英雄バルバロッサはいつしか政治をかえりみない暗君となり国は斜陽の時を迎えていた。

帝都・グラッグミンスターの城内。

今日から皇帝に仕えることとなった少年は謁見を控え、緊張した面持ちで立っていた。

傍らには帝国五将軍の1人でもある偉大な父親、テオ・マクドールの姿がある。

「いくぞ」

重い父の声と大きな背中。

圧倒的に思えたその父をやがて追い越す日が来ることを、少年はまだ知らない。

「幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ」説明書より

帝国を倒す攻略方法は英雄を集めること

本作は中国の伝奇小説の大作「水滸伝」を元に制作されています。

「水滸伝」とは「水のほとり(梁山泊)」という意味で、様々な事情で世間からはじき出された英雄108人が、梁山泊と呼ばれる自然の要塞に集結し国を救う物語。

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本作のゲームシステムも物語を復唱しており、各地で108人もの仲間を集め本拠地に誘い、様々な戦いの備えやサポートを受け戦うシステムとなっています。

108人も存在する英雄をそれぞれ個性を持たせており、収集要素&それぞれの物語、役割を楽しめるゲームとなっています。

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ストーリーを進めると主人公は本拠地である城を手に入れることになります。

そこで各地で集めた仲間が集いキャラクターの数だけ本拠地の規模が上がっていきます。

バトルや探索を通じてこの仲間たちを集めていくのが本作の最大の醍醐味であり攻略ポイントとなります。

仲間は話しかけると仲間になるもの、ある条件を満たしていれば仲間になるもの。

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そして一騎打ちという正々堂々正面きっての戦い勝利すると仲間となるものもあります。

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本作のバトルシステムはターン制で隊列と武器の射程が存在します。

隊列は前衛に体力や防御力の高い近接系を、後衛にはサポートや射程の長い味方を配置すると良いでしょう。

正解は一つではありませんが上記の組み方が隊列ありのRPGでは基本となるためまずはこちらを試しましょう。

慣れてきたら108人中全員が戦闘要員ではありませんが様々な組み合わせを試せすことができます。

どうしても108人いるとパーティー編成が偏ってしまいますが、パーティーのメンバーによって「協力攻撃」という合体技を放ち戦闘を有利すすめることができます。

そして本作の魔法と呼ばれるものは「紋章」を特定のキャラクターが装備することで使用することができます。

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このように各地のイベント、バトルをこなしつつ仲間を集め、城の施設を便利にし、きたる「戦争イベント」に向けて準備を進めます。

戦争イベントで帝国から国を守れ!

本作にはもう一つ特殊な「戦闘イベント」というバトルがあります。

この戦争イベントは自動で編成された部隊を選び戦わせて勝敗を決めます。

部隊は3人一組で編成されますが部隊はある個性によって決まるので足りないキャラクターがいると戦力の大幅に落ちてしまいます。

なるべく戦争イベントまでに多くの仲間を集めることが戦争イベントを攻略する上で最も重要な準備となります。

そしてその戦力と選んだ戦略によって兵力が変わります。

本イベント戦略はジャンケン要素であり右に有利に「突撃」→「弓矢」→「魔法」→「突撃」、そして「竜騎士」は全てに有利を取ることができます。

部隊が整っている場合は多少戦力に不利があっても補える場合がありますが、戦力不足だと確実に有利を取ることが求められるため慎重な判断が必要です。

戦争の戦略に他は特殊なものもあり攻撃力を上げる者、どの攻撃にも強い竜騎士を使用する者、敵を買収する者。

とくに忍者やこそどろなど次に仕掛けてくる相手の戦略を探る者がいると非常に便利で戦略が分かった上で確実に有利を取ることができるので必須と言っても良いでしょう。

この戦争イベントは帝国を打ち砕く大きなイベントなだけに大きなペナルティもあります。

通常の戦闘だと味方が倒れてもペナルティはありませんが、戦争イベントで死亡すると本当に死亡してしまいます。

これがゲームにおいてどんな意味を持つか…

2度と登場しなくなります!

ゲームは生き返るのでゲームなので、急にこのようなペナルティがあると逆にきつい。

気をつけてプレイしましょう。

まとめ

本作は従来のRPGを復唱しているため戦闘に大きな要素変化はありませんが、水滸伝を活かすために108人の英雄のあり方や、その要素に重点を置いて制作されています。

水滸伝というと立派な書籍ですが少し小難しく馴染みがないものを108英雄という最大の要素を活かしつつ楽しく描いています。

ゲーム業界でも中国は三国志など実在の歴史ばかりに人気が集まっているのでこういった実在しないお話しの世界をゲーム化したのは珍しいのではないでしょうか。

私がチェックしきれてないのもありますが。

本作残念なところを上げるとすれば「あまり中国っぽくない」ところですね。

登場キャラクターも王宮、町並みも西洋っぽくて水滸伝と呼ぶには少しもの足りないところもあります。

本作はより108人の要素を体験したい場合は続編の「幻想水滸伝2」がより進化したボリュームで楽しめるのでオススメです。

コナミ 2006年02月23日

それでは次もね~

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