【雪ん娘大旋風】可愛らしいタイトルの裏側にはとんでもない作品が隠れていた実は訳有り作品

メディアや著名人、はたまた一般人にも発信した発言りへの大規模な賛否両論や反対意見の反応のことを「炎上」と呼ぶ。

炎上が与える様々な「騒動」という出来事、これらを掛け合わせて「炎上騒動」となる。

何とも暑苦しくてどうでも良いことも多いのだが考えが違う人間が億といるんだ。それぐらい起こるだろう。

問題はそのあとの収集だがみんな頭が冷えるのはそんなに早くはない。炎上したらしばらくは燃えっぱなし。

そんな時、逆が起きればいいのに。そんですね…炎上騒動の逆…

「ひえひえ大騒動」とか!

今回紹介するレトロゲームはそんなカッカした頭を涼しく冷やす世界観と心落ち着く可愛らしいキャラクターたちが待っている。そんなゲームを紹介します。

ちなみに私は熱中して頭がカッカしました。意味ねぇ…

でもでも!心落ち着くのは本当ですよ!

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・雪ん娘大旋風 さゆきとこゆきのひえひえ大騒動

ジャンルアクションシューティングゲーム

プレイ人数1~2人

・スターフィッシュ・エスディ(PS2版、Wii版)

・ジョイフルテーブル(NSW版)

・株式会社ジョイフルスター(PS4版)

・スターフィッシュ・エスディ

・2007年12月20日(Wii版)

・2008年12月18日(PS2版)

・2013年7月17日(PS2版)

・2018年12月13日(NSW版)

・2019年4月4日(PS4版)

・Wii(ウィー)

・PlayStation2(プレイステーション2)

・PlayStation3(プレイステーション3)

・Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)

・PlayStation4(プレイステーション4)

・有

・Nintendo Switch版:バーチャルコンソール

・PS4版:プレイステーションストア

本作のセールスポイント

・世界観通り少女のお使い紀譚なのでそれほど難易度は高くなく初心者にもおすすめ。

・主人公の特性を活かした攻撃アクションがゲームシステムにプレイヤーを早く馴染ませる要因となっている。

・100種以上の妖怪たちが登場するので画面飽きはせず最後まで新鮮に楽しめる。

・キャラクターデザインが可愛い…すごい可愛い…

ストーリー

「今日も会えるかしら……。都兎(トト)、いくよ!」

人間に恋する雪女がいた。名前を”沙雪”と言う。

今日も風に乗り、雪うさぎの”都兎”と共に憧れの青年の様子を見に行く。

もっとも、話はおろかまだ顔を合わせたこともないのだが。

「あれ……?今日は出てこないわね……?」

「きゅぅ?」

窓から青年を覗いてみると、陽も高いのに寝ているようだ。

不審に思い、町のうわさを聞いて回る沙雪。

「ねえねえ、聞いた?彼、妖怪の呪いで寝込んでいるらしいわよ!」

「ええ!?妖怪?なに言っているのよ!」

「だって、見た人がいるって!」

なんと、妖怪の呪いを受けてしまい、毎日うなされていると言うではないか。

山に戻り文献を調べると、雪女族に代々伝わる”呪い消しの霊薬”というものがあるらしい。

沙雪は決心し、青年のために材料を探す旅に出たのであった。

「雪ん娘大旋風 さゆきとこゆきのひえひえ大騒動」説明書より

尽くす少女沙雪とバンド少女小雪のドタバタ大騒動

本作の主人公は2人と一匹。「雪女」の「沙雪(さゆき)」と「小雪(こゆき)」と「雪ウサギ」の「都兎(とと)」。

1Pが操る「沙雪」は非常に雪女らしく?惚れっぽく「好きな男のためなら、どんな苦労もいとわない」と何ともダメ男に引っかかりそうな危なっかしい女の子。

2Pが操る「小雪」は沙雪の妹でバンド少女。姉とは違い雪女というよりはバンド少女よりのピンクの髪の毛がトレードマーク。

都兎」は沙雪が作った雪ウサギでどんな感情の時も「きゅぅ」と鳴く。ゲーム時はプレイヤーのオプションとして援護してくれる。

沙雪ちゃん危なっかしいけど物凄くカワイイ…スゲーカワイイ…

淡い青の髪の毛と真っ白な肌、それを強調するかのような肩出し着物と白いニーハイの終わりから見える太もも…正直たまらんデザイン。

色の配色も好きで私の好きなミントグリーン色が着物の色でそれもたまらん…ちょっとマニアックな自分の趣味にそれてしまった!

攻略の鍵は敵を引き寄せ凍らせて砕いてコンボを決めよう!

本作はキャラクターを上空から見上げたまるでハックスラッシュアクションRPGのような視点だがシステムはシューティングゲームのそれに近いシステムです。

分かる人であれば「奇々怪々」というゲームをプレイされたことがある方はピンとくるかもしれません。

基本的に攻略方法としても同じと考えて頂いて相違はありません。

このシステムのゲームの良いとことはシューティングゲームと銘打つものの侵攻、退避などが自由にできることです。

本来シューティングゲームはほぼ強制的に仮に任意だとしても基本的には侵攻のみです。後から退避ということにはなりません。

そんな硬派なところがシューティングゲームの良さでもあるのですが、「それだけ」というのは魅力を伝える上で不十分です。

「危なかったら逃げる」これは戦場でも大事なことです。

本作は「雪女」であることを最大限に活かした攻略が鍵となります。

攻撃の種類は「つららショット」、「吹雪」、「都兎乱舞」、更に「緊急回避ダッシュ」で回避行動を行うことができます。

・つららショット

主人公の正面方向に攻撃を繰り出す通常ショット。

入手したクリスタルによって攻撃タイプが変化します。同色のクリスタルを重ねて入手することでそのタイプの攻撃を強化することができます。

で「連射ショット」、で「3方向ショット」、で「誘導ショット」、で「ボムショット」とショットタイプが変化します。

・吹雪

敵を倒すことで入手できるユキダマを5個消費して広範囲の「吹雪攻撃」を繰り出すことができます。

吹雪を敵に当てると凍らせたり動きを鈍らせたりすることができます。

・都兎乱舞

ユキダマを25個消費して「都兎」を突っ込ませる必殺技で画面上の敵をくまなく凍らせていきます。

・緊急回避

雪だるまとなり転がることで一定時間無敵状態となり敵から身をかわすことができます。

しかし回避後若干スキが生まれるので使いどころを間違えると逆に良いターゲットになってしまいます。

このように凍らせるアクションが多い本作ですが一つ注意点。

凍らせただけでは敵は倒せないということ。

えっじゃあせっかく全体凍らせても倒せるのは一体だけ?

そうではありません。凍らせることには意味があり凍らせた敵を攻撃で砕き、砕けた氷がまた別の凍った敵に当たると連鎖反応で更に砕けていきます。

本作ではこれを「COMBO!」と呼びます。

つまり敵を引き寄せて一気に凍らせられれば連鎖的に敵を倒すことができます。決まった時は快…感です。

必殺技技を使用するためには火の玉の形をした「ユキダマ」というアイテムを集めることで発動することができるので道中でできるだけ回収しましょう。

本作主人公は一撃ではやられませんが画面左下の体力が0になると残機が一つ減り、残機がなくなるとゲームオーバーとなります。

道中で取得できるアイテムである「雪の結晶」を集めましょう。3つ集めると最大体力が1増えるので攻略の助けとなります。

本作途中コンティニューがないため最初からやり直しになる変なとこでシューティングゲームの硬派を出してくるゲームです。

ステージは全8ステージで構成されておりステージを攻略していきついた先のボスを倒すとステージクリアとなります。

ステージ1:大雪山

ステージボス:がしゃどくろ

ステージ2:妖怪城

ステージボス:雪外鏡

ステージ3:結晶窟

ステージボス:バンシー

ステージ4:妖怪温泉

ステージボス:一本ダタラ

ステージ5:地獄谷

ステージボス:大天狗

ステージ6:炎海山

ステージボス:土蜘蛛

ステージ7:モンスタータウン

ステージボス:キング・オランタン

ステージ8:大怪屋敷

ステージボス:ステージ1~7のボスラッシュ&大界王

本作は次世代機のように「メモリ」が別に存在するゲームとして致命的な点がある。

それは「セーブができない」ということです。

一気にプレイすることを推奨します。お休みの日などまとまった時間にプレイしましょう(私も連休使ってプレイしました)。

その際は是非各ステージに10匹ずつ隠れている「ユキンコ」を探してみましょう。全部集めればボス戦のタイムアタックを行える「ボスアタックモード」が追加されます。

幻の開発中止ソフト「奇々怪々2」の流用作品と噂され評価が一変?レビューが荒れて一気にプレミアソフトの仲間入りに

先ほど上記で「奇々怪々」のようなと言ったのですが、本作全く奇々怪々に無関係でありただのインスパイア作品ではありません。

一度は「奇々怪々2」として発売しようとしていたデータを流用して本作が制作されたと言われています。

確かに今まで奇々怪々はタイトーから出ていただけにおかしいな奇々怪々2はどこいったと思っていたところで本作と出会いました。

まさか権利関係がややこしくなったからという理由で発売中止になっていたとは…

大人の事情は良く分かりませんが途中までは権利的に問題なかったはずなのでこう言ったら語弊があるかもしれませんが「大人の事情でユーザーの期待を裏切った」ことになります。

製作チームとしてはキャラクターデザインを変えてでもリリースしたかったのでしょう。ありがたいことに本作に出会うことができました。

しかし、奇々怪々2に実装予定だったシステムやグラフィックなどの名残がある本作。

その流用元が発売中止になった奇々怪々2だと分かったマニアが黙っていません。Wii版、PS2版は軒並み中古価格が高騰。PS2版に至ってはPS2の最高峰プレミアゲームとなってしまう程高騰する始末…

PS2版とWii版では大体5倍~6倍の差があり、中には状態が良い物や新品などはWii版より10倍以上の値段で取引されていることも。

私は目ざとく凄く安い時に入手しました。あの頃先見の明があった自分の褒めたいというか褒めてる。

※2018年12月7日追記

なんと本作がNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で2018年12月13日に配信されることが決定しました!!
販売価格は1,500円(税込)です。

これを機会に本作に触れて貰える機会が増えました!嬉しいことです!

※2019年7月6日追記

なんと本作がPS4で2019年4月4日に配信されることが決定しました!!
販売価格は1,500円(税込)です。

まとめ

正直キャラクターデザイン的には「奇々怪々」よりこちらの作品の個人的には好みかな?ゲーム性も悪くないし何より巫女のお祓いという縛られた系統のジャンルに新たな一面を見れたような気がする。こんなことを言うと奇々怪々ファンに怒られるかもしれない。しかし、世の中偶然の失敗を大いに活かして時代の発明が生まれることもある。

近年こういったゲームは外国のインディーズ市場などで良く目にするが日本ではあまり見ることのできない絶滅危惧ジャンルではないでしょうか。

もしかしたら権利関係でごたごたしたがその失敗から生まれた沙雪と小夜のコラボなんかも見れる日があるのではないか。そんな日がくるまで生き続けようと心に誓う私であった。

実現しないなら妖怪なみに生き続けるぞ!年金貰い続けるぞ!

それでは次もね~

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