ヒーローに見分けなんて必要ある。
助けてくれるヒーローなら何色でも良くない?
いえ、ヒーローの色分けは大事です。
みんな黒だったらただのショッカー軍団ですからね。
それに印象操作があります。
悪人に見えてそうじゃないなんて戦隊ものであったでしょうか。
一時的な善の心でもやはり怪人の姿をしていると人は逃げ惑い恐怖します。
やっぱ正義の色ってありますね。
逆にその色で悪い事してたら怪人以上にゾッとしますね。
正義に見えたものが悪をはたらくギャップ。
今回紹介するレトロゲームはそんな元正義が正義を元正義が悪をそんな数奇な運命をたどるアクションゲームです。
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・ガンスターヒーローズ
ジャンルアクションシューティング プレイ人数1~2人・セガ(MD版、GG版、PS2版、Wii版、Xbox360版、iOS版、PS3版、3DS版)
・メディアカイト(PC版:セガゲーム本舗)
・トレジャー(MD版、Wii版、Xbox360版、iOS版)
・エムツー(GG版、PS2版、PS3版、3DS版)
・1993年9月10日(MD版)
・1995年3月24日(GG版)
・2004年12月17日(PC版:セガゲーム本舗)
・2006年2月23日(PS2版:「ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~」に収録)
・2006年12月2日(Wii版:Wiiバーチャルコンソール)
・2009年6月10日(Xbox360版:Xbox Live Arcade)
・2010年11月26日(iOS版)
・2012年9月19日(PS3版:プレイステーションアーカイブス(「ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~」に収録)))
・2015年6月24日(3DS版:「3Dガンスターヒーローズ」として収録)
・MEGA DRIVE(メガドライブ)
・GAME GEAR(ゲームギア)
・Windows(PC:セガゲーム本舗)
・PlayStation2(プレイステーション2:「ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~」に収録))
・Wii(ウィー:Wiiバーチャルコンソール)
・Xbox360(エクスボックス360:Xbox Live Arcade)
・iPhone、iPodtouch(iOS)
・PlayStation3(プレイステーション3:プレイステーションアーカイブス(「ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~」に収録)))
・Nintendo3DS(ニンテンドー3ディーエス:「3Dガンスターヒーローズ」として収録)
・有
・Wii:Wiiバーチャルコンソール
・プレイステーション3:プレイステーションアーカイブス
・多種多様な武器に加え、それらを合体してそれぞれの特性を活かしたアクションが可能。
・飛んで、投げて、ぶら下がって、タックルして三角跳びやスライディングなど豊富なアクションを駆使したゲームバランス。
・世界中の優れたゲームを特別展示した「アート・オブ・ビデオゲーム展」に展示された世界的にも人気な名作。
ストーリー
地球は、まさに終末に近づこうとしていた。
悪の組織が最終兵器として月で想像した破壊神「ゴールデンシルバー」によって
地上が次々と破壊されていく。
地上の地獄を目の当たりにしたガンスターズのメンバー「レッド」「ブルー」「イエロー」「グリーン」は、怒りのパワーで強大な敵・ゴールデンシルバーと対決する。
熾烈な戦いの末、悪の破壊神を倒したレッドたちは、二度と甦ることのないよう本体を
月に、ゴールデンシルバーの動力源であった4つの秘石を地球に分けて封印した。
やがて、ガンスターズのメンバーも力尽き、地上に新たな文明が宿ることを願い、長い眠りについたのだった…
ただ、1人を除いて…。
時は流れ、地上には新たな文明が築き上げられていた。
「月に眠る神を復活せしめんとき、選ばれし優秀な物のみ理想郷に導かれん」
いつしか広まった伝説を信じた「帝国」と名乗る独裁国家の指揮官「グレイ」が破壊神を復活させようと動き出すのだった。
グレイは、破壊神を呼び起こすという4つの秘石と、人々を月に運ぶ「方舟」と呼ばれる宇宙戦艦を発掘させた。ちょうど同じ頃、発掘作業の責任者・ブラウン博士が、地下採掘所で人間の少年少女が眠るタイムカプセルを発見した。それこそ、長い眠りについていたガンスターズであった。
目覚めたガンスターズが知らされたのは、ゴールデンシルバーを甦らせようとする帝国の計画。さらに眠りにつく寸前まで一緒だったはずの仲間「グリーン」が、以前の記憶をなくし帝国で悪の破壊神復活の手助けをしているということだった。
「同じ悲劇を起こさせるな!そして4つの秘石を取り戻し、ゴールデンシルバーの復活を阻止するんだ!」
ガンスターズの話を聞いたブラウン博士は帝国に反旗を翻すとともに、彼らと一緒に戦うことを約束してくれたのだった。
こうして、ガンスターズの新たな戦いは始まった。
地上に悪をもたらす帝国を撃ちのめし、ゴールデンシルバーを永遠に葬り去るのだ!
「ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~」説明書より
ガンスターヒーローズ再結集!一人を除いて…
本作物語は地球の脅威である破壊神「ゴールドシルバー」をガンスターズのメンバーである「レッド」、「ブルー」、「イエロー」、「グリーン」が封印したところから物語は始まります。
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そして封印したはずの「ゴールドシルバー」を何者かが復活させようとしていて、再びガンスターズが出動するという一作目にして二作目のような始まり方。
ですが、物語で封印って聞くと倒したわけではなく閉じ込めただけなので、続編あるのかなぁ、復活するのかなと考えます。
一度食い止めた相手だから余裕っしょ!と思いきや「グリーン」がいません!?
そう一度ガンスターズが眠りについたときにグリーンだけが記憶を無くしたまま帝国軍の手先となっていました!
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「グリーン」は「イエロー」の兄。
心配する妹をよそに兄ってドンドン破道の道に進みますね。
シャアとかシャアとかシャアとか。
戦隊シリーズだと致命的ですね…
全員揃わないと真の力は発揮されないものです。
しかし、それでも出撃しないとまた地球が脅威にさらされてしまいます。
さてさてどうしたものか…
世界が認めたアクションゲームの殿堂作品
本作は続編として「ガンスタースーパーヒーローズ」が発売されていますが、こちらは第一作をアレンジした移植なので、実質一作品しか発売されていないことになります。
しかし、完成度が高いゆえに様々な機種で遊べるように移植やアーカイブスが行われています。
それにもかかわらず2012年3月16日に開催された、アメリカの国立スミソニアン博物館が世界中の優れたゲームを特別展示した「アート・オブ・ビデオゲーム展」では世代別の歴代ゲーム機と4本ずつのソフトが展示された中で、メガドライブ枠で本作が選出ほど世界的にも人気の作品です。
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プレイアブルキャラクターは「レッド」、「ブルー」の2人から選択して「武器」、「ステージ」を選択し出撃します。
全方位攻撃、「ぶらさがる」、「大ジャンプ」、「投げる」、「タックル」、「スライディング」、「ジャンプアタック」、「三角跳び」、「防御」など本当に多角的なアクションのオンパレードです。
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人型ならボスでも投げるを使用しダメージを与えることもできる柔軟性。
投げるなんていう特殊技は往々にしてボスには効きません、もしくは技をかけることができませんのお約束みたいな技なのに。
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タックルやジャンプアタック、ぶら下がり時も「蹴り上げ」が可能など横スクロールアクションにしては近接攻撃のバリエーションが豊かで重要度も増しているのも特徴的です。
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しかし、なんと言っても本作の最大の特徴は「フォース」、「ライトニング」、「ファイヤー」、「チェイサー」から同種または別種の2種類を組み合わせた「合体攻撃」です。
本作武器は最初に選択するした武器を左右の手に装備しそれぞれ切り替えて使用することができます。
そして左右同時に装備選択状態にすると「合体攻撃」となり射出されます。
まるで漫画、藤原カムイ版の「ドラゴンクエスト ロトの紋章」の「右手からメラゾーマ、左手からベギラゴン…合体!メゾラゴン!」のようま合体呪文のハイセンス。
既存の武器をそれぞれの組み合わせでとてもユニークなものへと昇華しています。
追尾能力が高い「シャチョーレーザー」なんか追尾して当たるだけではなく能力が続く限りぐるぐるとまとわりつく強力な攻撃。
武器ごとに「射程」、「範囲」、「威力」、「追尾能力」、「拡散力」を使い分け、さらに多彩なアクション!
はまらないはずがない!
これだけ贅沢に要素を詰め込んでもゲームバランスが破綻していないのが凄い!
アクションを褒めすぎた…つぎは演出も褒める!
本作はアクションもさることながら、演出にも力を入れています。
例えば、ボスに攻撃した時。
柳の如くーーーー!めっちゃのけぞります。
効いている感じしますね。
ヘリコプターの翼部分でのボス戦。
プレイヤーとボスが左右に移動すると天秤の様に左翼よりに自キャラクターとボスがよるとそちらに傾き、逆もしかり。
奥にいるボス戦。
スペースハリヤーのように奥から手前に伸びる3次元攻撃。
プレイヤーのボス戦をワイワイ観戦する幹部たち。
しかし、部下がやられてしまいました。
「姉御~やられてしまいました~!助太刀してくだせえ~!」。
すると姉御の「ピンク」が出撃!
幹部席から戦闘画面に移ります。
モニターごしにモニターを見る粋な演出ですね。
そして宇宙戦も!
このように完全に正義と悪が戦うというより「トムとジェリー」のようにコミカルに、だけどしっかりとアニメーションの動きも忘れない多彩なアクション。
ゲームシステム、アクション、グラフィックが全て演出へと集約されていく見ていても大変楽しい作品です。
まとめ
世界的に認められる本作ですが、完成度もこれ以上ない作りとなっています。
アクションの豊富さ、グラフィック、デザインのポップさ、何より「合体攻撃」という他にはなかなか例を見ないパワーアップシステムが本作の名作たらしめる特徴です。
しかし、他の作品同様にトレジャー作品、ないしはスクロールゲーム系はアクションにスキル全振りしているところもあるので、説明書や資料集なりで補完する必要があるのが少し残念ですね。
全部が全部歴史のように記されるわけではないのでプレイヤーの想像力も必要ですね。
レトロゲームをプレイする度にテキストにもう少し容量を使用出来たらどんなゲームになっていたのだろう?
でもテキストを多用し過ぎるとアクション特有のテンポの良さを失ってしまうので難しいところですね。
本作はトレジャー作品「ダイナマイトヘッディー」や「エイリアンソルジャー」も遊べるPS2版「ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~」がオススメです。
こちらは各収録作品のボタン配置を自由に設定できるのも良いところです。
それでは次もね~