醜い!
なんと醜い争い!
人間の争うとは戦争とはなんと醜いんだ。
なんで神様はそんな人間をつくった?
不完全の方が面白いから?
ロボットなら争いもないのに自我を芽生えさせた方が面白いから。
シムシティが好きな神様なのでしょうか。
それとも神の姿に似せたものを作りたかったからでしょうか。
ということは神も争いをするのでしょうか?
今回紹介するレトロゲームは天界の争いを止めるために立ち上がった天使の少年の物語です。
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・光神話 パルテナの鏡
ジャンル横スクロールアクションゲーム プレイ人数1人・任天堂
・任天堂
・トーセ
・アリカ(N3DS版)
・1986年12月19日(FCDS版)
・2004年8月10日(GBA版)
・2007年1月12日(Wii版:バーチャルコンソールで配信)
・2012年1月18日(N3DS版:バーチャルコンソールで配信)
・2013年8月14日(Wii U版:バーチャルコンソールで配信)
・2016年11月10日(NCMFC版:ゲーム本体に内蔵)
・2019年3月13日(NSW版:ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineで配信)
・FamilyComputerDiskSystem(ファミリーコンピュータディスクシステム)
・GameboyAdvance(ゲームボーイアドバンス)
・Wii(ウィー)
・Nintendo3DS(ニンテンドー3DS)
・Wii U(ウィーユー)
・NintendoClassicMiniFamilyComputer(ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータ)
・NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)
・有
・Wii、N3DS、Wii U:バーチャルコンソール
・NSW版:ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online
・ストーリーを想像できる豊かなステージ構成。
・わかりやすくテンポの良いアクション。
・ギリシャ神話をポップにアレンジした世界観。
ストーリー
時は今よりはるか昔、神様と人間が一緒に生活していた時代のお話。
ある所に『エンジェランド』と呼ばれる国がありました。
『エンジェランド』は、光をつかさどるパルテナと闇を支配するメデューサの2人の美しい女神によって治められていました。
パルテナは天空の神殿に住み、人間が幸福に暮らしていけるように光を注いでいました。
人間は、その光で作物を育て平和に暮らしていたのです。
しかし闇の女神メデューサは違いました。
メデューサは人間が嫌いでした。
人間がせっかく育てた作物を枯らしたり、人間を石像に変えて喜んでいたのです。
怒ったパルテナはメデューサを醜い化物に変えて、地下深い冥府界に追放しました。
醜い化物に変えられ冥府界に閉じ込められたメデューサは、パルテナを呪いました。
そしてパルテナの住む天空の神殿を乗っ取ろうと、冥府界の怪物や悪霊と手を組み、やがてメデューサの邪悪な力は、パルテナ軍を凌ぐほどになったのです。
ついにメデューサとパルテナの戦いが始まりました。
しかし奇襲攻撃をかけられたパルテナ軍は防戦の一方でした。
パルテナ軍は、その力の象徴であった「三種の神器」(鏡の盾、光の矢、ペガサスの翼)を奪われて、戦いに破れてしまいました。
パルテナ軍の勇者たちのほとんどは、メデューサの魔力で石像に変えられ、パルテナも、天空の神殿の奥深くに閉じ込められてしまったのです。
平和な国だった『エンジェランド』には、恐ろしい魔物たちが住みついてしまいました。
メデューサが支配する闇の国になってしまったのです。
天空の神殿の奥深くに閉じ込められたパルテナは、最後の力を振り絞りました。
そして地下深い冥府界に捕らわれの身となっている天使の少年・ピット君に助けを求めました。
ピット君は、パルテナ軍親衛隊の隊長を務めていた勇者でした。
パルテナの力で、弓矢を与えられたピット君は、冥府界からの脱出を試みたのです。
冥府界は、メデューサ軍が天空の神殿に進んでいったため警備が手薄になっていました。
ピット君の脱出は大成功!
パルテナを救出するために、ピット君は長い長い冒険の旅に出たのです。
メデューサを倒すには「三種の神器」が必要です。
ピット君は闇に支配された『エンジェランド』にパルテナの光を取り戻すことができるでしょうか?
「光神話 パルテナの鏡」説明書より
翼の折れたエンジェル、天空を目指す
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本作は天界を脅かすメデューサ軍に押されに押されたパルテナ軍からいつの実績かわからないが勇者である「ピット君」を頼りにパルテナ軍の戦士を助けて
天界の3種の神器を集めメデューサを倒し、イカロスやパルテナ、天界を救うことが目的となります。
舞台は「エンジェランド」ステージ構成は全4ステージで3ステージまでに3種の神器を手に入れて最終メデューサ戦に備えましょう。
ステージは地獄の地底世界「冥府界」。
なぜかエンジェランドの人々が住んでる「地上界」。
そして天界「天空界」が世界の縮図となっています。
本作横スクロールアクションと縦スクロールの混在ステージで縦スクロールステージは上に進むと下には戻れなくなり、下に行くと落ちた判定でピット君が死んでしまいます。
ピット君は天使で羽もあるので飛べば良いと思うでしょうが、アイテムを取らないとピット君は飛ぶことができません。
おぁ~~翼の折っれたエンジュェル~♪
言いたかっただけ。
そのため3種の神器同様アイテムや修行でピット君をいかに強化できるかも本作では非常に重要な要素となります。
ピット君の初期装備は弓矢。
上下左右に打ち分けて敵を倒していきます。
しかし、彼は翼の折れたエンジェルです。
このままではパルテナ救出どころかイカロスすら助けられません。
ピット君をパワーアップさせ困難に立ち向かわなければ各ステージのボスにたどり着けないでしょう。
道中攻略とともにハートを集めながら扉に入りパワーアップアイテムを集めることから始めましょう。
天使はハートが大事ハート!命で買えぬもの無し
漫画の「カイジ」という作品の中では「金は命よりも重いんだ」というセリフがあります。
しかし、本作では命=金という同等、いや正に命で物々交換を行っています。
本作ではピット君をパワーアップさせる方法として「お店で買う」、「神様にパワーアップしてもらう」、「修行をする」。
「お店で買う」にはハートが必要です。
本作ではハートはお金としても使用することができます…といってもなにかデメリットしか感じない。
いくら天界の住人でも通貨がないとはいえ命の物々交換は生々しいですね。
ありがとう(ハート)で生きていけると豪語したブラック企業みたいですね。
そしてお店は普通の「お店屋さん」と「ヤミ屋」があります。
「お店屋さん」は体力が回復する「生命の酒」や落下を一度だけ防ぐ「天使の羽」、砦の仲間イカロスたちを助けるための威力の高い消費武器「トンカチ」などが置いています。
そして天界なのにメデューサ軍に乗じてか闇営業中の「ヤミ屋」。
ヤミ屋から購入するのは天使的にどうなの?と思いますが非常事態には非常手段ですよ。
しかし、ヤミ屋には物語を非常に有利に進めるためのアイテムが多数並んでいます。
攻撃の命中範囲が広がる「ファイア(炎の矢)」、矢の飛距離が伸びる弓矢「ホーリーボウ」、ピット君の周りを2つのクリスタルが回転しガードしてくれる「ガードクリスタル」などがあります。
さらにヤミ屋ではツケ払いができます…「クレジットカード」で!
天界には通貨はないがクレジットカードは存在するのです!
ですが、クレジットカード=後払い、つまり命の後払いです。
そのため借金を返済するまではその分の取得ハートから引かれることになります。
これまた天界なのに現実より生々しいシステム。
正に命がけの戦いなのです。
「神様にパワーアップ」してもらうには神様の場所でピット君の活躍に応じて攻撃力のパワーアップ量が決まってきます。
ピット君の活躍はスコアに依存しており敵を倒せば倒すほどスコアは上がっていくため、敵との戦闘はなるべく行い進んでいくことも攻略を有利にする方法です。
そして「修行をする」では修行部屋で四角い物体の「モノリス」を一定時間避け続ける事でパワーアップアイテムがもらえます。
敵を倒したり遊べば遊ぶほどご褒美があるのはゲーム性として非常に「ギブアンドテイクで遊んでいる」感覚で本来の気持ちの良いゲームシステムとなっています。
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そして各ステージのボスを倒して3種の神器である、敵の玉をガードできる「ミラーシールド(鏡の盾)」、貫通するレーザー矢の「ライトアロー(光の矢)」、そしてステージ4にてやっと天使らしく飛べるようになる「ペガサスの翼」を手に入れメデューサ軍を倒し、パルテナを救い出そう!
まとめ
本作は翼の折れたエンジェル状態の中、冥府界から地上、天空を目指すというステージ構成が物語を語る上で非常にわかりやすく、イメージしやすいゲームシステムとなっています。
ステージごとにも攻略の手法を変えて、固定画面だったり縦、横のスクロールなど飽きさせない作りとなっています。
ステージ数も一見4ステージと少なく感じますが1ステージが長く、縦スクロールシーンなんかは落ちないようにしなきゃいけないながら、長いステージというなかなかやりごたえがあるステージばかりです。
ピット君はその活躍っぷりからスマブラにもプレイアブルキャラとして出演、25年ぶりの新作となる「新・光神話 パルテナの鏡」も発売され、さらにはアニメも製作されるほど長い間愛されるゲーム作品となっています。
3D化されたことでその愛らしい少年姿が女性にも人気となりイラスト投稿なども増えたのも一つの要因かもしれませんね。
それでは次もね~