終わらない仕事、絶え間なく続く仕事、その内追いつけなくんなって心身共に疲れ果てる。
そんな時自分を責めてはいけません。
ですが、思ってしまうことがあります。
目覚めた特殊能力で光速に動けて、パワーもあればちょちょいのちょいなのに…
例えば光。
あの光のように目にも止まらぬスピードで…
今回紹介するレトロゲームは次々と襲い来る敵に光速で駆けつけ、光速で打ち砕く、光速アクションゲームです。
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・エイリアンソルジャー
ジャンルアクションシューティング プレイ人数1人・セガ
・トレジャー(MD版、Wii版)
・エムツー(PS2版、PS3版)
・1995年2月24日(MD版)
・2006年2月23日(PS2版:「ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~」に収録)
・2007年10月9日(Wiiバーチャルコンソール)
・2012年9月19日(PS3版:プレイステーションアーカイブス(「ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~」に収録)))
・MEGA DRIVE(メガドライブ)
・PlayStation2(プレイステーション2:「ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~」に収録)
・Wii(ウィー:Wiiバーチャルコンソール)
・PlayStation2(プレイステーション3:プレイステーションアーカイブス(「ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~」に収録)))
・有
・Wii:Wiiバーチャルコンソール
・プレイステーション3:プレイステーションアーカイブス
・光速で撃って、跳んで、走って、張りついての爽快アクション。
・速さだけじゃない正確性も試される豊富な演出のステージギミック。
ストーリー
亜地球は絶体絶命の危機に頻していた。
亜人類と凶悪な秘密結社「スカーレット」との存亡を決する戦いが亜地球上で繰り広げられていたのだ。
亜地球は対スカーレットとして強大な超能力を持つ、特殊戦術部隊を結成。いったんはスカーレットの首領「イプシロン・イーグル」を、開放された時空間へ吹き飛ばすことにより戦いは終結したと思われた。
しかし混乱に乗じスカーレットの首領の座を奪取した「Xi(サイ)タイガー」の台頭により、ますます亜人類に対する締め付けが厳しさを増したのだった。
一方、吹き飛ばされたイプシロンは難を逃れたが、2つに分裂していた。悪の意志を持つ「イプシロン1(ファースト)」と何の意志も持たない「イプシロン2(セカンド)」に…。
その後2つのイプシロンは亜地球上に帰還し、それぞれ人間に寄生する形で亜地球上に存在することとなった。
イプシロンの存在を関知したXiタイガーは、自らの目でそれを確かめるために研究施設を訪れた。
Xiタイガーは、そこで出会った1人の少年、フォウ・ミサキの中にイプシロンの存在を関知した。
しかし、以前のイプシロンのように感じられないXiタイガーは、真実を明らかにするため、フォウの親友である少女・七瀬楓を拉致し、フォウの体内に寄生したイプシロンを解き放とうとした。
フォウは、自らの体内に寄生したイプシロンを解き放つと、正義の心を持つ鋼鉄の翼の鳥人イプシロンに転じた。
従来のイプシロンとは全く異なる特性におののいたXiタイガーは混乱し、誤って楓を殺害してしまう。
怒りに我を忘れたイプシロンは、Xiタイガーに復讐の念を抱き、逃亡したXiタイガーを追いかけ、戦いに身を投じるのだった。もう一人の自分が、その姿を追ってくるのを知らずに…。
果たしてイプシロンはXiタイガーを追い、復讐を遂げられるのか?
「ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~」説明書より
純粋無垢な少年に復讐が芽生えたのは正義が悪か?
主人公の「イプシロン2(セカンド)」がいるってことはファーストも?
存在します。
本当のオリジナルは元凶悪な秘密結社「スカーレット」の首領「イプシロン・イーグル」。
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対スカーレット用特殊戦術部隊が開放された時空間へ吹き飛ばされ、洗脳されそうになった際に2つに分裂した人格が「ファースト」と「セカンド」です。
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「ファースト」は悪の心、「セカンド」は善の心を拒否したイプシロン・イーグルが拒否した結果、赤ん坊のように無垢な心となってしまう。
そんな「ファースト」と「セカンド」は人類に寄生し体を借りて生活していました。
寄生した「セカンド」はあまり心を開かない少年「フォウ・ミサキ」となる。
そんな彼と唯一心を許せる親友「七瀬楓」。
ある日楓が「イプシロン・イーグル」の代わりにスカーレットの首領となった「Xiタイガー」に殺されてしまいます。
その時感情をあまり表に出さない「フォウ」は逆上し怒りに震え。
「イプシロン2」として「Xiタイガー」に復讐するために戦場におもむく。
ここでポイントなのがセカンドはファーストが悪の心であり、分身であり、兄弟でもある。
しかもセカンドの元も凶悪な「イプシロン・イーグル」と知ったときどうなるのか。
無垢な心が真実を知ってしまった時に何が起こるのか。
壮大で科学的で結構重めの物語です。
「メタルギアシリーズ」のように大元がいて兄弟と言えるものは大元のクローンのように複雑な因果関係で設定を組んでいるのも本作の見どころです。
話しはそれますが、Xiタイガー兄貴の設定肖像と実際のゲームシーンでの顔違いすぎません?
君写真と違わない?
ラッシュラッシュボスラッシュ!ダッシュダッシュ光速ダッシュ!
本作は道中が短くボス戦が続くほぼボスラッシュ形式の全25ステージで構成されています。
しかし、それだけではただのボスラッシュ。
本作の特徴でもあり魅力でもある、そうですね…「光速ボスラッシュ」と呼びましょう。
手を止めることのないザコ敵。
次々と止めどなく襲い来るボス。
ステージ構成が短いためボス戦があっという間に訪れる。
武器などステータスを整える段階からボス戦は始まっているといっても過言ではない。
このような休む間もない攻防を乗り切るためには相手の攻撃より強く速くなくてはいけない。
本作主人公の「イプシロン2(セカンド)」は腐っても?元凶悪組織の首領の能力を受け継いでいる強者。
イプシロン2は移動能力にかなり特化されていて「ジャンプ」に加えて空中に固定して浮き続ける「ホバリング」。
ホバリングからの「ステップジャンプ」。
天井に張り付くこともできます。
そして本作の特徴と言える必殺移動「0移動」!
「0移動」には「時空操作0移動」、「0移動爆装」の2種類があります。
「時空操作0移動」は物凄いスピードで画面の端から端へ光速移動する移動方法。
その速度は敵をすり抜けるほど!
正に0秒移動。
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速すぎて画面ブレブレで背景が追いついているけど肉眼が追いついてない。
「0移動爆装」はライフを減少さえる代わりに時空操作0移動に加え鷹の如く炎をまとい爆走し攻撃する必殺攻撃。
非常に攻撃力が高くボス戦の決め技として最後の一撃に有効です。
武器は最初下記の6種類の中から4種類選びスタートします。
道中武器の切り替えや入れ替えを行うことができ有効な相手に合わせて使い分けることが攻略の鍵となります。
本作では武器のことを「フォース」と呼称され、フォースゲージを消費することで使用可能になります。
フォースは時間経過や回復アイテムで補充できますが、残量を確認し戦う必要があります。
ただ数うちゃ当たるの戦法だと弾切れを起こすので本作は速く正確にが求められます。
「バスターフォース」は一点集中型のオールラウンドに使えます。
「レンジャーフォース」は範囲攻撃で4方向に弾を放出します。
「フレイムフォース」は火炎放射器でメカに効きにくい仕様。
「ホーミングフォース」は追尾弾。
「ソードフォース」は鋭い剣がレーザービームの射出される武器で生物系の敵に効きにくい仕様。
「ランサーフォース」は槍のように強力な必殺技だがこちらも生物系の敵に効きにくい。
メカ系はロボットのようにメカメカしい敵。
生物系はいかにも生物のような臓器の脈動みたいな敵のことで本作では「グロテスクな敵が生物系」と覚えましょう。
それぞれ敵の特性を試し、把握し有効なフォースに切り替えて戦うことで攻略難易度ともに対応できるようになります。
上手く操作すれば操作できるほど移動同様、最速クリア速度も上がっていくのが分かります。
最初は上手くいかなかったことも慣れてくれば驚くほど早くクリアできる!
初見ではどんなボスかわからなく挑むが、2回目だとボスの特徴や特性が分かるのでどの武器に変更すれば良いのか分かります。
そうするとあら不思議、初見より早くクリアできちゃったとやり込むことでどんどん達成感が上がっていきます。
ボスも光速移動して回避しているので気づかないこともありますが結構いやらしく繊細な攻撃を仕掛けてきます。
ステージギミックや演出も面白く、光速移動ゆえの弱点である足場の不安定な戦いや。
急落下しながら対決したり。
隕石を破壊しながら回避する惑星ウォーアドベンチャーのような演出。
速さを抑制しながら正確性も試されるほど良いステージの対比がプレイヤーを飽きさせません。
上達度合いによって味わう感動のお手本と言ってもいいぐらいのゲームバランスですね!
本作はその上達度合いによってタイムが大きく変わることから現在でもRTA(リアルタイムアタック)、TAS(ツールアシステッドスピードラン)でクリアタイムを競う遊び方が流行しています。
ただ設定に対して横スクロールアクション特有の淡白さであまり語られるストーリーがないのが残念です。
ストーリーも光速移動ってもったいないな!
まとめ
エイリアンソルジャーとは名ばかりに自分は何者で何と戦い、この湧き出る感情はなんなのかわからない。
ソルジャーという割にはあまりにも心が幼く体だけが人?並み以上。
そんな危なっかしい年頃の少年が行き着く先は大人のようなある程度自制のきいた先が読めてしまう展開とはいかないものです。
悩み苦しみ、不安になり、怒りの矛先を見つけようものなら躊躇なく貫く。
光速ですぎゆく景色の中で少年の止まった心を取り戻し動き出すのか。
そんな深い設定を考える暇もない、画面は光速で動く爽快アクションゲームです。
本作はMD版がプレミアとなってしまっているのですが、PS2版の「ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~」が安価でアーカイブスで配信されています。
他のトレジャー作品も遊べてお得ですよ!
PS2版はボタン設定も行えるのでタイムアタック狙いならMD版より精密な操作ができるようになるため、よりタイムアタックにも磨きがかかりますよ!
それでは次もね~