【仮面ライダーV3】現在では再現不可能な爆発量!?数々の伝説に時代が称賛したライダーのゲーム化

東映には昔爆弾魔がいたのか…

…と思わせるようなこの爆発…爆発…爆発…嵐!

爆発の多さもさることながら、この爆発の威力!後ろからついてきた敵はみな塵化すほどの爆発!

これCGじゃないですからね?

その爆発の激しさから迷惑千万と視聴者の称賛を両方浴びて伝説となった特撮「仮面ライダーV3」。

今はほとんどCGや火薬の量も抑えめで火花程度。

しかし話しではこの撮影の際に海岸の地形が変わるほどの火薬の量で撮影されたこともあるのだから恐れ入った。

今じゃ到底不可能な撮影に当時のテレビの表現の自由と過激っぷりがうかがえる。

なんといっても「角爆発」たまらんですね。まるで漫画の迫力ある吹き出しのようで実写なのになぜか現実感が無い世界につれていってくれる爆発です。

炎のような赤いきらめきは無いのに重いく突き刺さるような鋭利な迫力があります。

仮面ライダーV3は仮面ライダーシリーズ歴代最高視聴率38%を記録しており火薬量ともに歴代最高の仮面ライダー作品の名をほしいままにしました。

そんな仮面ライダーV3ですがテレビゲームでは単体の作品としては一つしか発売されていません。

タイトル販売元開発元発売日フォーマットアーカイブス

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・仮面ライダーV3

ジャンル対戦格闘ゲーム

プレイ人数1人

・バンダイ

・KAZe

・2000年9月14日

・PlayStation(プレイステーション)

・無

それが今回紹介するゲームは「仮面ライダーの対戦格闘ゲーム」として2000年9月14日「バンダイ」から発売された「仮面ライダーV3」!

そのまま…特にサブタイトルも付かないですがそれは原作順守の物語がソフトに詰め込まれているから必要ないんです。

シンプルイズベスト!

本作のセールスポイント

・本作は同じくプレイステーションで1998年10月1日に発売された「仮面ライダー」の続編にあたる。

・続編だけあって前作よりゲームモードや登場キャラクターが増えボリュームアップしている。

・V3だけではなく1号、2号更にはライダーマンの特別ストーリーも楽しめる。

・V3デジタルカードモードなどファン必見のビジュアルモードや隠しキャラクターなどが充実。

仮面ライダーVスリャー!そして伝説が始まる

まずは最初にもお伝えした火薬伝説がオープニングで拝めるぞ!

このバイクで爆走中にどんな地雷踏んで走行してたんだとばかりにあとからあとから大爆発!

オープニングの最後なんて爆発がまるで漫画の記号のように迫力効果を生み出しているカッコよさよ。

本作は原作付きのタイトルお馴染みの「ストーリーモード」があり、ストーリーを攻略することで「ライダーメダル」を獲得できそのメダルを新ストーリー開放やライダーカードが集められる「V3デジタルカードモード」に使用することができる。ライダーチップスばりの収集欲を掻き立てるモード搭載でリアルでもゲームでも収集マニアな私にとって集めることはウェルカム!大歓迎さ!

またストーリークリア毎に次回予告が流れるのだが後で「シアターモード」で観賞することも可能です。

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カードにはデジタルカードならではでカードごとにあの名台詞が聞けてしまう正にデジタルだからできる嬉しい特典付き。

ひと昔前の懐かしさや、現代の人では逆に物珍しいのではないだろうか。

このような要素は時が経てば経つほど逆に新鮮になっていくので今後さらに貴重なものとなるだろう。

ストーリーモードは原作にそった作りとなっているため原作ファンを裏切らない作りとなっているが本作は「仮面ライダー1号、2号」と「ライダーマン」の特別編が用意されている。

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特にライダーマンは後に続くシリーズでの「ライバルにして相棒」の元祖とも言えるライダーでライダーなのに顔半分がマスクから出ているのも歴代通しても非常に特徴的でライダー初の腕にアタッチメントという異色でありライバルライダーの基礎とも言える人気ライダーなので嬉しい要素です。

最初は主人公ライダーと犬猿の仲だけどだんだん仲間になっていく、近年の仮面ライダーシリーズで本当によく見かけるパターンですがライダーマンがその第一号です。

私は当時まだ子供だったのでライダーマンのあの半分顔出した状態が他のライダーと違ってあまりにも無防備で危なっかしい印象しかなかったですが、そのマスクの間から覗かせる表情は他のライダーのマスクからは感じ取れない感情移入をしてしまう大きな要素の一つとしてライダーマン「結城丈二」の生きざまに多くのファン共感し涙したのでしょう。

ストーリーモードは回想とともに主人公「風見志郎」とショッカー軍団が立ちふさがるのだがそのやり取りの芸が妙に細かい。

プレイステーションの3Dグラフィックだと人間の顔を表現するために精一杯であまり表情豊かとは言えないもので特に実写の3Dデザインは顔が能面なのだが本作は少し違う。

能面であるのだがセリフに合わせて口が動くのだ!あっそこのあなた今バカにしたでしょ?あたりまえじゃんって!プレイステーションだと意外とここに凝るところ少ないんだから…

それだけなんとかこのグラフィックでも再現出来るところは再現してやろうと思う当時のスタッフの熱意がこれだけで伝わってくるものだ。

お世辞にも格闘ゲームの出来としては他に劣る部分が目立ちバランスも良くないがこと演出に関してはキャラゲーとしての原作再現の熱は間違いなく他を圧倒している。

その証拠に各操作キャラクターは変身前の状態から変身アクションが可能となっている。

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そのため原作さながらの怪人と格闘後隙を見て「変身!Vスリャー!」が再現可能です。

もちろん変身後状態からもプレイ可能なのでゲームを楽しむ上でのわずらわしさはない。

また立花藤兵衛(おやっさん)と一緒に特訓できる「黄昏れの特訓モード」も完備しそのおやっさんがプレイアブルキャラとして参戦するんだから胸熱!

年齢なんて関係なしのおやっさん無双プレイの他隠しオプション、隠しキャラクターなどやり込めばやり込むほど原作再現&ファンへのご褒美が充実した正に「ファンディスク」に相応しい出来となっています。

昭和ライダーは大人になったからこそ楽しめる?

今でこそ朝の子供番組として大人気の仮面ライダーですが、初期はやはり少し特撮マニア向けかな?と思う演出でした。

これは私の見解なのですが昔仮面ライダーは暗いシーンが多く特に怪人基地などの改造シーンは幼い私にはホラーと同じくらい怖い物でした。

また怪人のデザインや色もどぎつく悪者感は出ていたのですがちょっと気持ち悪かったのが正直な感想です。

なので今そういう耐性に慣れてきたからこそV3とライダーマンの熱い絆や怪人たちの意外に滑稽なところも素直に楽しめるようになりました。

また名前もわかりやすく視聴者に考慮した点も今なら分かります。

「ガマ+ボイラー=ガマボイラー」、「ハサミ+ジャガー=ハサミジャガー」、「カニデザインでレーザー出すから=カニレーザー」、「磁石+イノシシ=ジシャクイノシシ」、「ヨロイ元帥変身後だけに=ザリガーナ」って「デストロン」に至ってはベタで非常に覚えやすいですね。

実はネーミングセンスがちょっとって話しだとちょっと萎えちゃいますが、わかりやすくするための基礎の途中と思えばそれも良いことだったと何となく思えるでしょう。でもそれぞれ自分の特技を名前に含めっちゃってFateでいうと真名で必殺技とか弱点垂れ流し状態じゃんか。

この「死人コウモリ」だけなんでゾンビコウモリってしなかったんだろう?まだこの時代ゾンビって言葉一般的じゃなかったのかな。浸透したのバイオハザード辺りからだとしたら最近?

仮面ライダーバトライドウォーの原点?

本作には「戦闘員と遊ぼうモード」というモードが存在します。これは無制限に現れる戦闘員を何人倒せるかを競うモードです。

使用キャラが戦闘員だとコンピュータの戦闘員と協力してライダーや怪人を倒すモードとなります。ライダー目線と戦闘員目線両方体験できるといったことが可能です。

このモード無制限に現れる戦闘員をバッタバッタと倒す、仮面ライダー無双シリーズでプレイステーション3とプレイステーション4から発売されている「仮面ライダーバトライドウォーシリーズ」に似ていると思いませんか?

これが原点だったかは分かりませんがライダーシリーズはライダー単独で複数人相手を行う場面も多いため少なくともこの頃からそういった着想はあったのかもしれません。

時を経て仮面ライダーバトライドウォーが発売され、その思い描いていた夢が叶った人も多いのではないでしょうか。

しかし、その後シリーズライダー限定のゲームはなくなりましたね。仮面ライダー総勢ゲームに新仮面ライダー追加という形で単独作品が減ったのは残念であったり、動きの作り込みが甘かったりとファンディスクとなりえるものが少ないのも時代っすかね~

まとめ

仮面ライダー3号その名も「仮面ライダーV3」。あえて3号ではなく1号と2号の力と意思を受け継いだV3。様々な障害をその執念と憎しみ、友との出会いを力に変えて戦う「ライダーマン」。二人の伝説はこうして後世まで語り継がれる。その伝説を一枚に収め、多くの隠しオプション、ライダーチップス仕様のカード収集とライダーに夢中になったあの頃を全部独り占めできる理想的なゲームソフトです。

仮面ライダーV3はシリーズの原点ではありませんが、今日のシリーズを作り上げた基礎となるシリーズなので最近ライダーファンとなった、もしくは平成仮面ライダー好きでもチャックしておいて損はない作品でもあります。

ファンならグッズの一部ではなく映像作品として所有しておく価値は十分にあります。

バンダイ 2000年9月14日

それでは次もね~

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